28日も九州から東北で猛烈な暑さ 沖縄は台風8号の影響で荒天 線状降水帯発生か

11

2025年07月28日 06:09  日本気象協会

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

日本気象協会

写真

今日28日も九州から東北では猛烈な暑さが続きそう。できる限りの熱中症対策を。奄美や沖縄は、台風8号の影響で荒れた天気。大東島地方では、昼前にかけて線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性も。

九州から東北 体温超えの暑さも

画像A

今日28日も本州付近は高気圧に覆われて、九州から東北にかけては広い範囲で晴れるでしょう。九州南部や四国の太平洋側は平野部でも雨の降る所がありますが、にわか雨は山沿いが中心となりそうです。最高気温は35℃以上の猛暑日地点は昨日27日より増えて、250地点を超えるでしょう。佐賀や久留米、京都、熊谷、前橋、福島で38℃と、体温を超えるような危険な暑さ。福岡や豊岡、奈良、彦根、岐阜、宇都宮などで37℃。長崎や広島、大阪、富山、名古屋、山形などで36℃の予想です。

熱中症警戒アラートが、九州北部から関東の28都府県に発表されています。暑い時間帯の外出はなるべく避け、エアコンのきいた涼しい環境でお過ごしください。また、喉が渇く前に水分をとり、汗をたくさんかいた場合は適度に塩分をとりましょう。

北海道は気圧の谷や寒気の影響で、雲の多い天気が続きそうです。夕方を中心に雨の範囲が広がり、雷を伴って雨脚が強まることもあるでしょう。日差しがなくても平年より気温が高く、30℃近くまで上がる所が多くなりそうです。

台風8号 大東島地方は線状降水帯発生のおそれ

画像B

台風8号は、今日28日午前3時現在、那覇市の東をゆっくりとした速さで西北西へ進んでいます。明日29日には東シナ海へ進みますが、動きが遅いため、奄美や沖縄では台風の影響が長引くでしょう。

今日28日は、うねりを伴い大しけになる所もあり、高波に警戒が必要です。また、風の強い状態が続き、大雨になる所があるでしょう。沖縄県の大東島地方では、今日28日昼前にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、高波に注意・警戒してください。

【波の高さ】
28日
奄美 6メートル うねりを伴う
沖縄 5メートル うねりを伴う

【最大風速(最大瞬間風速)】
28日
奄美・沖縄 20メートル (30メートル)

【24時間降水量(多い所)】
明日29日6時まで
奄美・沖縄 150ミリ
線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。

台風9号 小笠原諸島で影響が長引く

画像C

大型で強い台風9号は、今日28日午前3時現在、小笠原近海を1時間におよそ20キロの速さで北に進んでます。明日29日にかけて、強い勢力を保ったまま小笠原諸島に最も接近するでしょう。29日・30日とさらに動きが遅くなるため、大しけや暴風、大雨などが数日間続くおそれがあります。小笠原諸島では、高波に警戒し、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水、強風に注意・警戒してください。落雷や突風にも注意が必要です。

【波の高さ】
28日・29日・30日
小笠原諸島 6メートル うねりを伴う

【最大風速(最大瞬間風速)】
28日
小笠原諸島 20メートル (30メートル)

29日・30日
小笠原諸島 23メートル (35メートル)
台風の進路や発達の程度によっては、暴風となる可能性があります。

【24時間降水量(多い所)】
29日6時まで
小笠原諸島 80ミリ

30日6時まで
小笠原諸島 150ミリ

31日6時まで
小笠原諸島 80ミリ

このニュースに関するつぶやき

  • 今日も電車は外出を避けないバカで一杯なんだけど、周知徹底が足りてなくない?
    • イイネ!0
    • コメント 1件

つぶやき一覧へ(9件)

前日のランキングへ

ニュース設定