ジョッタ氏への黙とうが妨害される事態に…リヴァプール主将ファン・ダイク「本当に失望した」

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2025年08月11日 16:53  サッカーキング

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黙祷を捧げるリヴァプールとクリスタル・パレスの選手たち [写真]=Getty Images
 リヴァプールに所属するオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクが、一部サポーターの行動に苦言を呈した。10日、イギリス紙『ガーディアン』がコメントを伝えている。

 イングランドサッカーの新シーズンの到来を告げるFAコミュニティ・シールドが10日に行われ、リヴァプールとクリスタル・パレスが対戦した。試合は昨シーズンのプレミアリーグ覇者リヴァプールが先行する展開となるも、FAカップ覇者のクリスタル・パレスが2度に渡って追い付き、2−2で90分間が終了。PK戦を3−2で制したクリスタル・パレスが初優勝を飾った。

 この試合のキックオフ直前には、昨シーズンまでリヴァプールで活躍し、7月3日に交通事故で急逝した元ポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタ氏と弟であるアンドレ・シルバ氏への黙とうが捧げられた。しかし、当初1分間の予定だったこの黙祷は主審の判断によって中断されることに。複数のイギリスメディアが報じたところによると、クリスタル・パレスのファン・サポーターが陣取っていたエリアから「イーグルス(クリスタル・パレスの愛称)」というコールが起こるなど、黙とうを妨害する行為が確認されたため、わずか20秒程度で終了の判断が下されたという。

 試合後、リヴァプールでキャプテンを務めるファン・ダイクはジョッタ氏への黙とうが妨害されたことについて「本当に失望している。それしか言葉がない。誰がそんなことをしたのか分からないが、止めようとしている人々もいた。しかし、事態は好転しなかった。すべてをコントロールすることはできない。ここには8万人の観客がいたんだ。非常に残念だったよ」と言及。また、アルネ・スロット監督は次のようにコメントしている。

「計画的なものだったとは思わないし、もしかすると黙とうの時間だと知らなかったのかもしれない。落ち着かせようとしていたクリスタル・パレスのファンもいたが、少し騒々しくなったので、我々のファンも反応したのだと思う。悪意があったとは思わない。私は前向きな人間だ。クリスタル・パレスのファン、そして世界中のファンがディオゴとアンドレに大きな敬意を払っている」


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