今季2勝目を挙げたパドレスのダルビッシュ有(写真=GettyImages)● ジャイアンツ 1−4 パドレス ○
<現地時間8月11日 オラクル・パーク>
サンディエゴ・パドレスが同地区3位ジャイアンツとの敵地3連戦を先勝。先発登板したダルビッシュ有投手(38)が6回1失点と好投し、今季2勝目を挙げた。
中5日で同地区戦のマウンドに上がったダルビッシュ有は初回をわずか8球で三者凡退に封じる好スタート。2回裏には一死一、二塁とピンチを招いたが、7番ベイリーを低めのフォーシームで見逃し三振。8番コスも二飛に打ち取り、先制点は与えなかった。
3回裏には先頭の9番ギルバートに安打を許したが、1番ラモス、2番ディバースを続けてフライアウトに仕留めた。二死から一塁走者ギルバートに盗塁を許し、捕手フレディ・フェルミンの悪送球も重なったが、中堅手ジャクソン・メリルが三塁に好返球を投じてタッチアウト。続く4回裏には3番アダメスからの好打順を三者凡退に抑えた。
5回裏には先頭の李政厚をスプリットで空振り、7番ベイリーは外角低めへのシンカーで見逃し、8番コスは外角低めいっぱいに曲がり込むスイーパーで空振りと3者連続三振をマーク。ジャイアンツのエース右腕ウェブとの投手戦を演じ、5回までスコアレスに封じ続けた。
すると打線は6回表、メリルの適時二塁打で均衡を破り、待望の先制点を挙げた。援護を貰ったダルビッシュは6回裏、二死から2番ディバースに23号同点ソロを浴びるも、続く3番アダメスを初球で三ゴロに打ち取って降板。直後の7回表にジェーク・クロネンワースの適時打、女房役フェルミンの4号2ランで3点を勝ち越し、ダルビッシュに勝利投手の権利がもたらされた。
その後、パドレスはジェレミア・エストラーダ、メイソン・ミラー両右腕が無失点で繋ぎ、9回裏を守護神ロベルト・スアレスが締めてMLB全体トップの33セーブ目。同日のエンゼルス戦に敗れた地区首位ドジャースまで1ゲームに詰め寄っている。
この試合のダルビッシュは6回84球を投げて4被安打、無四球、6奪三振、1失点という投球。今季初勝利を挙げた6月30日のメッツ戦以来、2試合ぶりのクオリティ・スタートを達成し、日米通算205勝目をマークした。今季はここまで7試合に先発して2勝3敗、防御率5.61を記録している。