今日2日も広い範囲で猛烈な暑さ 関東の内陸では40℃に迫る所も 熱中症に警戒を

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2025年09月02日 05:59  日本気象協会

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今日2日(火)も、広い範囲で猛暑が続く予想。真夏と同様の熱中症対策を。熊谷市など、関東の内陸では40℃に迫る所もありそう。

強い日差しと南風 気温が速いペースで上昇

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昨日(9月1日)は朝から気温がグングン上がり、各地で体にこたえる暑さに。全国250地点で最高気温35℃以上の猛暑日となり、9月の最多記録を更新(過去最多は2010年9月4日の212地点)しました。また、名古屋市や大阪市をはじめ、全国90地点で、9月の観測史上1位の高温となりました(タイ記録を含む)。

今日2日(火)も、気圧配置が昨日とほとんど変わりません。
日本の北を低気圧が進み、南には高気圧。広く晴れるうえに、南からの暑い空気が流れ込みやすい状況です。
朝から気温が速いペースで上がり、猛暑日の地点数は昨日と同様に200を超える予想です。埼玉県熊谷市で39℃など、関東の内陸では40℃に迫る所もあるでしょう。
※予想最高気温は、気象庁発表(午前5時)の値
今日も熱中症対策が欠かせません。こまめな水分補給、適度な塩分補給を心がけてください。
めまいや立ちくらみがする、手足がしびれる、足がつりやすくなる、軽い頭痛や吐き気がするといった症状は、熱中症のサイン。少しでも体調に異変を感じたら、すぐに涼しい場所に移動して体を冷やし、速やかに体温を下げることが重要です。

熱中症の応急処置

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熱中症は、できるだけ予防したいものですが、万が一、症状が疑われる場合は、次のような応急処置が必要です。

まずは、涼しい場所へ移動しましょう。冷房の効いた部屋や、屋外では風通しのよい日陰で、できるだけ早く、体を冷やしてください。
衣服を緩めて、体から熱を逃がしましょう。体温を下げるためには、冷やした水のペットボトル、氷枕などを使って、両側の首筋や、わきの下、足の付け根を冷やすと効果的に体温を下げることができます。
水分と塩分を補給しましょう。冷たい水を、自分で持って飲んでもらうと、体にこもった熱を奪うだけでなく、水分補給もできます。また、経口補水液やスポーツドリンクを飲めば、汗で失われた塩分も適切に補えます。
ただ、吐き気を訴えたり、意識がなかったりするなど、自分で水分を摂ることができない場合は、口から水分を補給するのは禁物です。すぐに病院へ運んでください。

猛暑のピークは明日3日まで その先もしばらく厳しい残暑

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明日3日(水)も、関東以西を中心に多くの所で猛烈な暑さが続きそうです。
その先、猛暑日の地点は次第に減少するでしょう。それでも、この時期としては気温がかなり高く、少なくとも今月の中頃までは厳しい残暑が予想されます。まだしばらくは、熱中症対策の欠かせない日が続きそうです。

このニュースに関するつぶやき

  • 楽になると言っても30度台、夏が終わらないね。
    • イイネ!1
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