
国民の信頼を損なう事案として2つの検証報告書が公表されたことなどを踏まえ、警察庁はきょう(5日)信頼回復に向けた取り組みを強化するため、全国の警察本部長らを集めて臨時の会議を開きました。
先月には「大川原化工機」をめぐるえん罪事件について、また、きのう(4日)は川崎市でストーカー被害を訴えていた女性が殺害された事件について、検証報告書が公表されました。
さらに、今年上半期の懲戒処分者数は過去10年間で最多を記録。
警察に対する信頼回復に向けた取り組みを強化するため、警察庁はきょう、全国の警察本部長を集めた会議を臨時で開きました。
警察庁・楠芳伸 長官
「警察組織のより根源的な問題として組織の規律自体が、目に見えないうちに少しずつ緩んできているのではないかと強く懸念している」
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楠長官は「今こそ警察の在るべき姿を取り戻す必要がある」と呼びかけたうえで、「これら事案を他山の石として強い危機感を持ち、緻密かつ適正な捜査と人身安全関連事案への適切な対応をより一層推進してほしい」と指示しました。