コンバインで稲刈りをする農家=8月17日、千葉県印西市(EPA時事) 全国農業協同組合連合会(JA全農)などでつくる米穀安定供給確保支援機構は5日、向こう3カ月のコメ価格見通しを示す指数を発表し、8月は69と、前月から23ポイント上昇した。上昇幅は2012年3月の調査開始以降で最大。各地のJAが農家に前払いする「概算金」が引き上げられていることなどから、価格が上昇するとの見方が強まった。
見通しの指数は価格が「同程度」を意味する50を境に、100に近づくと「将来高くなる」との見方が強まったことを示す。50を上回ったのは5月調査以来、3カ月ぶり。
調査は、コメ取引に関係する180の生産者や集荷業者、卸・小売業者などに対し、現時点と比較したコメの価格水準などについて5段階で聞いたもの。8月分は131の有効回答が集まった。