大東建託、ウズベキスタン人材の採用拡大=現地で大学生面接、幹部候補に

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2025年09月15日 08:01  時事通信社

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 大東建託が、高度外国人材の採用を強化している。特に注目しているのは中央アジアのウズベキスタン。同社は14日までに、首都タシケントの大学生を対象に近く現地で面接を行い、来年4月に幹部候補として新たに5人を採用する方針を明らかにした。日本語教育を行った上、日本人社員と同じ条件で、現場監督などの業務に従事してもらう考えだ。

 ウズベキスタンは旧ソ連崩壊後の1991年に独立。人口約3570万人で、親日国としても知られる。業界の人手不足が深刻化する中、同社は昨年、ウズベキスタンで採用活動を開始し、初めて5人を採用した。「非常に真面目で熱意を持って仕事に取り組んでいる」(広報担当)という。

 面接は17日から、タシケント国立工科大学の4年生を対象に実施する。内定者には日本語教育の機会を無償で提供し、来春の入社後は日本人と同じ新人研修を行った上、現場監督業務に従事してもらう計画。国家資格「1級建築施工管理技士」の取得も後押しし、将来的に本社での勤務も検討する。

 同社は今年から、インドネシアの国立シンガプルバンサ・カラワン大学に、高度人材の採用を見据えた専用講座も開設。「100人程度の外国人現場監督が常にいるような状態にしたい」(同)としており、今後も採用地域を拡大し、優秀な人材を確保していく方針だ。 

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