
今日18日、南の海上には熱帯低気圧が3つあります。気象庁はこの3つの熱帯低気圧が今後、台風へ発達する見込みと発表しています。今後の動向に注意。
トリプル台風発生へ
南の海上には3つの熱帯低気圧があります。気象庁はこの3つの熱帯低気圧が今後、台風へ発達する見込みと発表しています。
一番西側の台湾とフィリピンの間のバシー海峡にある熱帯低気圧は今後、台風になり、南シナ海から華南へと進むでしょう。日本への直接的な影響はない見込みです。
フィリピンの東の熱帯低気圧 沖縄の先島諸島を中心に影響の可能性も
真ん中のフィリピンの東の熱帯低気圧は今後、台風になり、発達しながら北西へ進む予想です。21日(日)は暴風域を伴い、22日(月)は強い勢力に発達するでしょう。23日(火・秋分の日)は強い勢力を保ちバシー海峡へと進む予想です。
台風が沖縄に直撃する可能性は低いですが、先島諸島を中心に雨や風が強まる可能性があります。うねりを伴った高波にも注意が必要です。
ウェーク島近海の熱帯低気圧 今後の動向に注意を
一番、東側のウェーク島近海の熱帯低気圧は今後、台風になり、西よりに進む予想です。20日(土)は南鳥島近海へ、23日(火・秋分の日)には小笠原近海へ進む予想です。今のところ、あまり発達しない見込みですが、小笠原諸島では雨や風が強まり、波が高くなる恐れがあります。
その後の進路はまだはっきりしないものの、海面水温の高い海域を進むため、次第に発達し、本州付近に影響を与える恐れもあります。最新の台風情報に注意が必要です。
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9月は台風シーズン 台風への備えを
9月は台風シーズンです。台風の平年の発生数は8月に次いで、9月は5.0個と多くなっています。また、台風の平年の上陸数は9月が最も多くなっています。
この先、次々と台風が発生する見通しです。ハザードマップの確認や非常持ち出し袋の確認など台風への備えを進めておくと良さそうです。
台風の大雨 土砂災害から身を守るための情報
台風が近づくにつれて、大雨のもとになる「暖かく湿った空気」が流れ込むので、雨が続いて、土砂災害が発生する恐れがあります。土砂災害から身を守るには、次の2つの情報をチェックするのが、おススメです。
1つめは、住んでいる場所(今いる場所)が、土砂災害が発生しやすいかどうか、確認することです。都道府県や国土交通省のホームページを見て、「土砂災害警戒区域」や「土砂災害危険個所」となっていれば、土砂災害の恐れがあります。ただ、土砂災害警戒区域でなくても、近くに「がけ」がある所は、注意が必要です。
2つめは、雨の情報を確認することです。パソコンやスマホで、雨雲レーダーを見ると、雨雲の様子を確認できますし、気象庁のホームページなどでは、「どれくらい雨が降ったか」という情報だけでなく、「土砂災害警戒情報」が発表されている所もわかります。土砂災害警戒情報が発表されたら、自治体からの避難指示の発令に特に注意しながら、安全な所へ避難してください。
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