限定公開( 8 )
「はだのふるさと大使」を務めるロックバンドLUNA SEAのドラマー真矢(55)が27日、地元の神奈川・秦野市で行われた「秦野たばこ祭」のみこしパレードに出席した。8日に自身のSNSなどで脳腫瘍と診断されたことを公表後、初の公の場となった。
グレーの法被を着た真矢が車いすで登場すると、会場を埋め尽くしたファンから「真矢!」の声援が飛んだ。
車いすから立ち上がり拡声器を持つと、「必ず復帰して、ドラムスティックを持つ日は必ず来ると思います!」と宣言。「待っていてください!」と呼びかけると、ファンからは「待ってる!」のコールが起こった。
「最近驚いたニュースがあって」と切り出すと、「顔認証ができないほどやせこけた、と(いう報道が)ありました。それが一番ビビりました」とし、「(やせこけてはおらず)この通り元気ですので、皆さんご安心して、今日明日のたばこ祭りを思い切り楽しんでください!」と呼びかけた。
会場からは「楽しむよ!」「ありがとう!」「真矢さん頑張って!」など、まるでライブのような歓声が上がった。
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式典では、「回復祈願 顧問真矢」と書かれたおみこしに、手助けをかりて登り、拍子木で一本締めも披露すると、笑顔もみせた。
「地元で一番大きいお祭りの秦野たばこ祭は、幼い頃から欠かさずに参加していました。6歳の頃からバチを握り、自分のドラムのルーツにもなっています」とも明かした。
また「LUNA SEAのスケジュールが決まる前に、この2日間は毎年空けてもらうようにしているくらいです」と続け、「それくらいとにかくお祭りが一番好きなんです。大事なんです」とあふれる祭り愛と地元愛を強調した。
23年「はだのふるさと大使」に就任後は「祭りばやしを後世に残したいという思いで、『秦野祭囃し社中』を結成して、お祭りをさらに盛り上げられるよう活動もしてきました」と振り返った。
「今年は体調を崩してしまいましたが、どうしても秦野たばこ祭だけは、例年と違う状況にはなりますが、少しでも参加したかったので、無理をいって参加しました」とし、「参加している皆さんは、秦野たばこ祭を思う存分楽しんでもらえたらと思っています」と結んだ。
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真矢は8日、自身のSNSで、脳腫瘍との闘病を公表した。その際、20年に大腸がんのステージ4が発覚していたことも告白。7回の手術と抗がん剤治療、放射線療法を併用し、ライブを続けてきたという。この発表にメンバーやToshl、YOSHKI、GACKTらがエールを投稿していた。11月8、9日に予定されている「LUNATIC FEST. 2025」はSIAM SHADEの淳士(52)が真矢の代役として出演することが発表されている。
また、小田急電鉄は26日、小田急線秦野駅の上り線で「ROIER」、下り線で「I for you」を列車接近メロディーに採用を発表。メロディー使用開始は11月ごろを予定している。
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