指揮者の米田覚士さんが優勝=仏ブザンソン国際コンクール

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2025年09月28日 08:01  時事通信社

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時事通信社

ブザンソン国際指揮者コンクールで、観客の拍手に応える米田覚士さん=27日、フランス東部ブザンソン
 【ブザンソン(フランス東部)時事】フランス東部ブザンソンで27日、若手指揮者の登竜門として知られるブザンソン国際指揮者コンクールの最終選考が行われ、岡山市出身の米田覚士さん(29)が優勝した。日本人の快挙は2019年の沖澤のどかさん以来6年ぶり11人目。

 コンクールには271人が参加。13カ国・地域の20人が本選に出場し、最終選考に3人が残った。米田さんはトップバッターを務め、プロコフィエフ作のバレエ音楽などをダイナミックに指揮。オーケストラを統率して一体感のある演奏を披露すると、会場は大きな拍手に包まれた。

 授賞式後、米田さんは取材に「とてもうれしい」と感激した様子。「たくさんの方に支えていただいて今日があるので、感謝の気持ちを伝えたい」とした上で、今後について「世界中の素晴らしいオーケストラと音楽を奏でる指揮者になれたら」と抱負を語った。

 米田さんは1996年生まれ。20年、東京芸術大卒。国内の楽団でタクトを振るほか、歌手GACKTさんのコンサートでオーケストラを指揮するなど、多彩な活動を行っている。

 コンクールは51年に始まり、今年で59回目。日本人ではこれまでに故小澤征爾さん、佐渡裕さん、山田和樹さんらが優勝している。 

ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝を告げられ、審査員(右)と抱き合って喜ぶ米田覚士さん=27日、フランス東部ブザンソン
ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝を告げられ、審査員(右)と抱き合って喜ぶ米田覚士さん=27日、フランス東部ブザンソン


ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝した米田覚士さん=27日、フランス東部ブザンソン
ブザンソン国際指揮者コンクールで優勝した米田覚士さん=27日、フランス東部ブザンソン

このニュースに関するつぶやき

  • あくまでも第一歩。世界レベルの大物になるか消えてしまうかは本人の努力次第(運もあるけど)。それにしても小澤征爾以来11人もいるのね。
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