ジャーナリスト石戸諭氏が5日放送のTBS系「サンデー・ジャポン」(日曜午前9時54分)に生出演。前日の自民党総裁選で選出された高市早苗新総裁(64)の党内人事について、私見を述べた。
番組冒頭で、自民党総裁選の話題を特集。自民党の松島みどり元法相(69)が赤いジャケット姿で生出演し、「高市新総裁誕生の立役者」と紹介され、高市氏の実像などを語った。
党内人事に話題が及ぶと、石戸氏が「石破総理の失敗を繰り返してはいけない!幹事長は進次郎氏にするべき」と、総裁選の決選投票を戦った小泉進次郎農相(44)の幹事長起用を推奨。理由について石戸氏はまず「単純に実現の可能性はともかくとしても、石破さんが失敗した最大の理由は、対抗馬であった高市さんをうまく処遇しきれなかったこと、これに尽きると思います」と切り出した。
続けて「対抗馬をうまく処遇できないと、その支持層もアンチに変わっていく。非主流派がうまく処遇されないということになると、党内融和どころじゃなくなってくるので、党内融和どころじゃなくなってくるという状況を避けるためには、議員票も取り逃したし党員票も取り逃してしまったと思いますがけど、そうはいっても一定の支持があり対抗馬だった進次郎さんをきちんと処遇しなければいけないと思います」と語った。
進次郎氏のポストについて「それが幹事長である、ということになると、おそらく史上最年少ですよね。自民党の幹事長であれば最年少のポスト。これはインパクトがある」と言及。「ただここで派閥の論理が幅を利かせてしまって、今有力だと言われてますけど、麻生派の重鎮の鈴木(俊一)総務会長を幹事長にスライドさせる、というようなことが起きてしまうと、ああまた派閥の論理か、と。自民党というのはここで貸し借りをやってしまう政党なのね、と思われてしまう」と指摘した。
|
|
石戸氏は「女性初の総理大臣になるかもしれない、というインパクトを、きちんと維持していくためには、対抗馬をどれだけ丁寧に扱っていけるか、要職につけられるか、というところだと僕は思います」とあらためて確認。「それがうまくできないと後々、いずれ、高市さんを引きずり降ろしてやろうじゃないか、というところにすぐ動きかねない。そういうところは丁寧に処遇をやって欲しい」と持論を展開した。
高市氏を支援する松島氏は、時折うなずきながら、石戸氏の意見に耳をかたむけた。
|
|
|
|
Copyright(C) 2025 Nikkan Sports News. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。