
今夜は十五夜。昇る月は「中秋の名月」です。今日6日の夜は沖縄や九州から近畿、北陸、北海道で晴れるところが多くなります。こうしたところを中心に、今宵は煌々と輝く月が楽しめるところが多くなりそうです。
西日本中心に晴れて真夏日続出 北海道は気温差大きい
今日6日の午後は近畿から九州、沖縄にかけて晴れるところが多く、夜はお月見を楽しめるところが多くなりそうです。また日中は日差しを受けて気温が上がり、真夏日のところが多くなります。名古屋市では昨日より8度も高い32℃の予想。大阪市も昨日より高く、30℃近くまで上がり、10月らしくない、季節外れの暑さになりそうです。また那覇市では34℃まで上がり、猛暑日一歩手前となりそうです。
北海道は、昨日との気温差に注意が必要です。午後もおおむね晴れる見込みですが、上空には寒気が流れ込んできます。札幌市では最高気温は17℃の見込み。昨日より10℃も低く、秋本番の肌寒さとなりそうです。
一方、関東や東海は午後、雲が広がりやすく、にわか雨の可能性があります。降り方が極端に強まることはなさそうですが、お出かけには折りたたみの傘があると安心です。また東京都心では日ざしが途切れがちでも気温が30℃まで上がり、真夏日予想。湿度も高く、蒸し暑く感じられそうです。そして夜にかけても厚みのある雲が広がり、名月は雲の向こう側。「中秋無月」となりそうです。
今夜は「中秋の名月」と「土星」の共演も
今日6日は旧暦の8月15日にあたり、今夜昇る月は「中秋の名月」です。満月となるのは明日7日ですが、今夜はほぼ真ん丸の月が秋の夜空に浮かぶところが多くなりそうです。また土星も月の近くで見えるため、名月と土星の共演が楽しめるところもありそうです。
そもそも日本の「中秋の名月」は農業の行事と結びついていました。かつては収穫したばかりの里芋をお供えしていたことから、「芋名月」という別名も。またほかにも変わった呼び方もあり、例えば「三五の月」。これは言葉遊びからきています。三と五を掛け合わせると「十五」になることから「十五夜」のことを表しているとされています。また変わったものでは、旧暦8月15日は決まって仏滅に当たることから「仏滅名月」という呼び方も。
天気に関係した呼び方もあり、雨で名月が見られないことを「雨名月」。曇って月が隠されてしまうことを「中秋無月」と表現しました。昔の人は、雲の向こう側の月を想像して「お月見」を楽しんだのかもしれません。
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