
学校で運動部やスポーツサークルに所属していた人は、所属していなかった人に比べて卒業後に運動をする頻度が高く、体力テストの結果も上回ることがスポーツ庁の調査で明らかになりました。
この調査は、去年(2024年)5〜10月に全国の6〜79歳の男女あわせて5万9444人を対象に行われたものです。
それによりますと、中学、高校、専門学校、大学などのいずれかで運動部やスポーツ系のサークルに所属していたと回答した20代と30代を、所属していなかったと回答した同年代と比べたところ、「週1日以上運動する」のは運動部経験者で50.5%、そうでない人で33.1%と差がありました。
逆に、「運動しない」は運動部経験者で24.1%、そうでない人で44.5%となりました。
運動部に所属していた人と所属していなかった人とでは卒業後の体力テストの結果にも違いが表れました。
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25〜29歳を見ると男性では運動部経験者の平均が41.3点で、そうでない人より7.1点高く、女性でも運動部経験者の平均が40.7点で、そうでない人より6.4点高い結果となりました。
ただし、年齢が上がるにつれて運動部経験者とそうでない人の差は縮まっていきます。
男性も女性も60歳以上になると差は2点未満になるため、スポーツ庁担当者は「運動をしていた人はいつまでも自分の体力に自信があるが、衰えるので気を付けてほしい」と話しています。