フジテレビ「サン！シャイン」が来年３月で終了へ　視聴率が低迷し開始わずか１年で

フジテレビ系朝の情報番組「サン！シャイン」（月〜金午前8時14分）が、来年の3月末をもって終了することが4日、分かった。

同番組は、「めざまし8」の後継番組として今年3月31日に放送開始した。俳優の谷原章介（53）が前番組から継続してMCを担当し、武田鉄矢（76）やお笑いコンビ・メープル超合金のカズレーザー（41）らを「スペシャルキャスター」として起用。「世の中の喜怒哀楽を共有する」ことをテーマに、個性的なメンバーで幅広い年齢層の獲得を狙った。

また、開始時刻を、NHK連続テレビ小説の終了直前の8時14分に設定するなど新しい策を講じるも、視聴率が低迷。放送開始からわずか1年での終了が決断された。関係者などによると、終了後は「めざましテレビ」（月〜金午前5時25分）の放送枠を拡大する方向で調整しているという。

フジテレビの担当者は日刊スポーツの取材に「改編の詳細についてはお答えしておりません」と話した。

この日放送された同番組でも、番組終了に関して言及することはなかった。

同局の午前8時帯の番組は小倉智昭さんが司会を務めた「とくダネ！」が99年4月から21年3月まで放送され、同年4月から谷原がMCで「めざまし8」がスタート。今年3月31日から谷原がMCのまま「サン！シャイン」が放送開始となっていた。この時間帯は各局、情報番組などがそろい視聴率競争の激戦地帯となっている。