衆院予算委員会で答弁する高市早苗首相=10日午後、国会内 高市早苗首相は10日の衆院予算委員会で、自身の台湾有事発言に伴う中国の対日圧力を踏まえ、トランプ米大統領と「できるだけ早期にお会いしたい」との考えを示した。国民民主党の玉木雄一郎代表が「日米間の連携を一層強化してもらいたい」と求めたのに答えた。
トランプ氏は中国の対日圧力について、態度を明確にしていない。一方で、中国に対しては8日に先端半導体の輸出を許可。来年4月には訪中する予定だ。
玉木氏は予算委で、来年1月にスイスで開かれる世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)にトランプ氏が出席するとの見立てを示し、こうした機会を生かして会談するよう提案。首相は「ダボスに限らず、ワシントンを訪れてもいい。トランプ氏が海外に出られたときでもいい」と検討する考えを示した。