こっちのけんと (C)ORICON NewS inc. マルチクリエイター・こっちのけんとが、9日放送のNHK Eテレ『ハートネットTV』(後8:00)に出演し、自身の半生について告白した。
【写真】こっちのけんと、兄・菅田将暉との関係性告白 番組は「私のリカバリー “双極症”から生まれたメロディー こっちのけんと」と題し、「はいよろこんで」で昨年大みそかの『NHK紅白歌合戦』出場したけんとが向き合う「双極症」の経緯が明かされた。双極症は、かつて躁うつ病とされていたもの。躁状態とうつ状態がくりかえす病気。
「家族の中で居場所をみいだせなかった少年時代」も背景にあったという。家族は、著名な経営コンサルタントの父、包容力のある母、芸能界で活躍する優秀な兄や弟。そのなかで、けんとは幼少期からぜんそくの持病があり、高校受験では自分だけ失敗。「自分なんていなくてもいいといつも思っていた」と語る場面もあった。
大手コンサルティング会社勤務中に抑うつ状態と診断され、出社できなくなった。そうした時、家族から連絡があり、父の還暦パーティーで歌を披露してほしいと依頼されたという。けんとが「アカペラの全国大会で2度優勝」の実績があることも紹介された。
その後、会社を辞め、SNSで楽曲を発表するように。注目された楽曲「死ぬな!」(2022年)の裏側には、父の言葉があったという。
還暦パーティー後に2人になった際、けんとが「本当だったら会社員をもっと3、4年ぐらい続けて…」と言いかけたところ、父は「生きるだけでいいよな、とにかく死ぬなよ」と返答。けんとは「僕にとってもすごい大事な一言」「大切に刺さりました」と紹介した。
番組は、NHK ONEで16日午後8時29分まで見逃し配信。