ロッシのWEC離脱をBMWが正式発表。2026年のGT3ドライバー編成が明らかに

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2025年12月12日 10:00  AUTOSPORT web

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2024、2025年の2シーズン、BMWのGT3マシンをドライブしWECに参戦したバレンティーノ・ロッシ
 BMWは11月11日、WEC世界耐久選手権のLMGT3クラスをはじめとする、2026年のGT3レースにおけるドライバー陣容を発表した。このなかで、WECでのプログラム3年目を迎えるチームWRTがLMGT3のラインアップを刷新、元2輪世界王者のバレンティーノ・ロッシが2シーズンを終えてWECから離脱することが明らかとなった。

 チームWRTは2025年最終戦翌日のルーキーテスト以降、アンソニー・マッキントッシュとパーカー・トンプソンをチームに迎え入れ、さらにブロンズドライバーのダレン・ラーンの2シーズンぶりの復帰が決まるなかで、ロッシのWECにおける立場は不透明となっていた。

 BMWは木曜日、ラーンが2024年のイモラで同ブランド初のLMGT3優勝を飾ったラインアップを再編すると発表。長年のコ・ドライバーであるショーン・ゲラエルとファクトリーエースのアウグスト・ファーフスも、32号車BMW M4 GT3 EVOを駆る。

 一方、マッキントッシュとトンプソンは、プロドライバーのダン・ハーパーと69号車からWECのLMGT3クラスに参戦する。彼らは今週末、マレーシアのセパンで開催されるアジアン・ル・マン・シリーズの開幕戦でデビューを飾る予定だ。

 BMWはロッシの2026年シーズンの計画については言及していないが、GTワールドチャレンジ・ヨーロッパへの復帰が見込まれている。

 さらにBMWは、コナー・デ・フィリッピとニール・バーヘイゲンが、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権GTDプロクラスにおけるポール・ミラー・レーシングのフルシーズンドライバーとして参戦することも発表した。

 火曜日に発表されたデイトナ24時間レースのエントリーリストでは、デ・フィリッピとバーヘイゲンがハーパーおよびマックス・ヘッセとともに同チームの1号車に乗ることがすでに明らかになっていたが、残りのシーズンの具体的なラインナップについては言及されていなかった。

 デ・フィリッピは、BMWのファクトリーGTPチームから外れて以来初めて、ウェザーテック選手権にフルタイムで復帰し、昨年ポール・ミラーからミシュラン・エンデュランス・カップのイベントに参戦していた。

 昨シーズン、ハーパーとともにフルタイムで参戦したヘッセは、長距離レースでデ・フィリッピとバーヘイゲンをサポートする。

 ハーパーは、WECへの新たな参戦により、ウェザーテック選手権でのプログラムを縮小し、デイトナで1号車をドライブするのみとなる。

 一方、GTDクラスに参戦する96号車ターナー・モータースポーツでは、BMW Mワークスドライバーのロビー・フォーリーが、レギュラードライバーとしてパトリック・ギャラガーとともに参戦する。

 耐久レースでのサードドライバーはフランシス・セルドルフが務め、さらにデイトナ24時間レースにおいてはBMW Mワークスドライバーのイェンス・クリングマンが4人目のドライバーとして加わることになる。

[オートスポーツweb 2025年12月12日]

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