
北朝鮮の金正恩総書記はウクライナへの侵攻を続けるロシアへの派遣から帰国した工兵部隊の兵士の歓迎式典に出席し、兵士らの貢献をたたえました。
北朝鮮の朝鮮中央通信によりますと、地雷撤去などのためにロシア西部クルスク州へ派遣されていた工兵部隊が帰国し、平壌で12日、歓迎式典が開かれました。
式典に出席した金正恩総書記は演説で、「数年かかっても征服しがたい膨大な面積の危険地帯が、わずか3か月足らずの短期間に安全地帯になる奇跡が生み出された」として兵士らをたたえました。
式典の様子は朝鮮中央テレビでも放送されていて、金総書記が車いすに乗った兵士らに声をかけ、抱き合う姿もありました。
工兵部隊は8月初めに派遣され、任務遂行中に9人が犠牲になったということです。
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北朝鮮がロシアへ工兵部隊を派遣したことを公式に認めるのは初めてです。
韓国の情報機関は、ロシアへの派兵で戦死した北朝鮮兵は2000人余りと推定されるとの分析を明らかにしています。

