ヤーレンズ (C)ORICON NewS inc. 漫才日本一決定戦『M-1グランプリ2025』決勝が、21日に放送(ABCテレビ・テレビ朝日系 後6:30)。お笑いコンビ・ヤーレンズが、着用していたネクタイに注目が集まっている。
【写真】障害がある人と社会を…ヤーレンズが着用していたネクタイ
ヘラルボニーの公式Xが、同日に更新され「#ヤーレンズ出井さん、楢原さん。M-1決勝の大舞台にヘラルボニーのネクタイを選んでくださいました。「障害のある人と社会を強く結ぶ」そんな想いを込めてヘラルボニーが創業最初につくったのがこのネクタイです。圧倒的に、堂々と社会と結んでくださいました。心からありがとうございました!」と感謝の思いを記した。
さらに、出井が着用していたネクタイについても紹介。「滋賀県・やまなみ工房在籍の作家・山根 孝文さんの「タイトル不明」という作品です。創作活動に消極的だった山根さんが、気負わず、作業の延長として取り組める方法のひとつとして、スタンプ押しの活動が始まりました。巻いて棒状にしたダンボール紙や紙コップ、ゴム判子等、様々な素材の判子を用いて自分の好きな色を決めて、判子を一つ一つ確実に丁寧に押してゆく。その積み重ねの中で、少しずつ創作への苦手意識がほどけ、作品が完成するたびにやりがいや喜びが生まれ、創作に対する自信が深まっていったといいます」と伝えた。
その上で「いまでは、内向的だった山根さんにとって、スタンプ押しは大切な自己表現のひとつになりました。華やかで、インクの飛び散りすら躍動感に満ちた山根さんの作品。その裏側には、やまなみ工房の支援員の方々による、丁寧な環境づくりがあります。大きなテーブルに紙を広げ、スタンプを用意し、インクを並べ、「どの色にする?」と、言葉や視線でゆっくりと問いかける。この作品にも、山根さんと周囲の人たちがともに過ごしたかけがえのない時間の積み重ねが、確かに潜んでいます。ヤーレンズ出井さんが強く、強く、山根さんのアートを首元に結んでくださいました。心から感謝申し上げます」とつづられた。
出井も、ヘラルボニーの投稿に反応し「こちらこそ、素晴らしいネクタイをありがとうございました!想いはもちろん、妥協のない製品作りにも惹かれ続けています!」と応じている。