

チカさんが出産して、目に入れても痛くないほど可愛い孫のミオちゃんが誕生しました。足しげく会いに行き、高級なお洋服やおもちゃを買い与えました。しかしチカさんはコウキを出産して仕事復帰してから態度が変わってしまったのです。

私は生後半年で仕事に復帰したチカさんのことを案じていました。だからこそ、めったに予約の取れない高級料亭を知り合いのつてでおさえたのです。それなのに……。せっかくの厚意を無下にされて、私はひどくショックを受けました。
私はチカさんと本当の母娘のように仲良くしたかったのです。けれどそれを受け入れなかったのはチカさんです。しかも私たちの厚意を「自分に必要じゃない」と切り捨てたのです。こんな屈辱は生まれて初めてでした。
夫は「今すぐにでも離婚しろ」という勢いで怒っていました。けれど私はとっさに、孫を失う可能性を考えたのです。チカさんにとっては、一番大切なものを奪うのが一番ダメージが大きいはず。そう思った私は孫たちに思いつくかぎりの贅沢な経験を与えることにしたのでした。
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