
子どもの「やりたい」を応援したい気持ちは、どのママにも共通しているでしょう。でも習いごとは家庭の事情、仕事の時間、下の子のケア、そして送迎の負担が重なると、どこかにムリが生じます。投稿者さんは、小学2年生の娘さんがダンス教室で上のクラスへ進むチャンスをもらったものの、家庭の体制が追いつかずに悩んでいるそう。今回はママが直面する現実と選択について考えていきましょう。
『娘は週1でダンス教室に通っています。今回先生から上のクラスをすすめられました。でもレッスン場は片道30分と遠くなり、週2.5回へ増え、時間もお金も掛かります。下の子もいるので私だけでは送迎も夜のケアも追いつかず、義両親に相談すると「両親で回せない習いごとは意味がない」と断られました。旦那も同意見です』義両親からは「この子とわが家の限界なのでは?」とまで言われ、落ち込んでいるようです。投稿者さんは、娘さんの好きなことを伸ばせるいい機会なのに、親としてやらせられないことを不甲斐なく思っています。
旦那さんはどうしてもダメ?
ママたちから最初に寄せられたのは、厳しくも現実的な声でした。
『投稿者さんひとりに負担が集中したら体がもたないよ。旦那さんの帰宅時間は遅いの? 下の子の面倒は見られない?』投稿者さんの回答は切実で「旦那は毎朝7時半に家を出て22時過ぎに帰宅です。平日の家事育児は戦力外で、土日も疲れ切っています」とのこと。義両親と同居したのはそのため。この状態で家族全員が同じ方向を向けない場合、どれだけ習いごとが魅力的でも壁は高くなりますよね。
子ども送迎タクシーという選択肢は?
習いごとの送迎に利用できるサービスとして「キッズタクシー」や「ファミリーサポート」を提案する声もありました。
『子どもの送迎タクシー契約があるよ』
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『フルタイム共働きで、習いごとの送迎はファミリーサポートを使っています。登録会員の方と親子で顔合わせをして、毎回同じ人が担当してくれるから安心ですよ』しかし投稿者さんの住む地域にはキッズタクシー制度がなく、娘さん自身もタクシーで通うことをイヤがっているとのことです。しかも旦那さんも義両親も猛反対という状況で、現実的な選択肢にはなりにくいようです。
下の子の生活習慣は変えられる?
下のお子さんの生活リズムを少し変えてもいいとの意見が寄せられました。その上でどうしても都合がつかないときだけ、義両親を頼ればいいのかもしれません。
『下の子をお風呂に入れる時間がネックなら、週2だけでも生活習慣を調整すれば?』
『私は週6で往復3時間の送迎をしたよ。下の子を毎回連れて。気合いの問題でしょう』でも、この意見には賛否が大きく分かれました。ムリを重ねた結果、家庭全体のストレスが増えるリスクもあり、一概に根性論で解決できる問題ではないのでしょう。
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仕事を優先するべきなのか?
ママたちは仕事が最優先と声を揃えます。そもそも習いごとは、親が稼いでいるからこそ通えるものでしょう。
『中学、高校の方がお金は掛かる。今は仕事を優先して将来の選択肢を広げてあげる方が大事』
『どうしても親のフォローが必要になる習いごとなら、できる範囲でしか続けられないよ』習いごとを続けるために働き方を犠牲にすると、その後の生活全体に影響が出ます。何でも思い通りにはならない、全部は守れないという現実を、ママたちが指摘しています。
限界を超える前に決めること
義両親の言葉は冷たさだけではありません。これは、孫の成長よりも家庭全体の安定を優先した言葉とも言えるのではないでしょうか。
『上の子のためだけに家庭全体を犠牲にすると、どこかでバランスを崩すよ』
『義両親の協力ありきの習いごとはやめた方がいい』
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娘さん本人の気持ちを聞く
冷静な指摘もありました。
『娘さんはどう思っているの? やりたい、頑張りたいと強い気持ちがある?』家族の都合と同じくらい重要なのは、本人の熱量です。もし本人が強く望むなら上のクラスへ挑戦する価値はありますし、そこまでの覚悟がないなら現状維持も立派な選択です。
ひとりで通える未来もある
長い目で見れば、選択肢は今だけではありません。
『自分で通える年齢になったら挑戦すればいい。今はムリのない範囲で続ければいいよ』
『ある程度大きくなったら自分でバスとか使って通えるようになる。上のクラスに行ったら、親のサポートが増えて、それこそ投稿者さんだけの力じゃどうにもならなくなるよ』
『うちの成人した娘はクラシックバレエを10年習っていました。小2は未熟で未発達な体ですから、ムリさせずに基礎を体に叩き込むことが上達に繋がりますよ。毎日自宅でのストレッチで今は十分だと思います』上級クラスに上がるチャンスは一度きりではありません。今の年齢だからこそ必要な基礎、家庭の安定、下のお子さんの生活リズム……それらを守りながら、未来を見据えて進む道もあります。
お子さんの才能を伸ばすことは、親にとって大きな喜びでしょう。でも家庭の体力を超えてしまえば、誰かが苦しくなります。仕事、家事、育児、送迎……どれも毎日の生活の中心で、ムリは必ず積み重なります。大切なのは今できる範囲で選ぶことではないでしょうか。諦めることも、別の道を選ぶことも、娘さんにとって成長の一部です。どうかご自身を責めず、家族みんなが笑顔で過ごせる方法を探せるといいですね。
文・岡さきの 編集・あいぼん イラスト・Ponko
