日韓首脳会談を前に、握手する高市早苗首相(右)と李在明大統領=13日午後、奈良市 高市早苗首相は13日午後、韓国の李在明大統領と自身の地元、奈良市で会談した。トランプ米政権によるベネズエラ攻撃など不透明さを増す国際情勢について意見交換。経済や経済安全保障といった幅広い分野での連携を確認した。首相は共同記者発表で、李氏との間で「日韓、日韓米の安保協力を含む戦略的な連携の重要性について認識できた」と語った。
両氏は経済安保に関し、サプライチェーン(供給網)拡大に向け「踏み込んだ議論」をした。地域の安定へ連携して役割を果たすべきだとの考えで一致。ロシアとの軍事協力を強化する北朝鮮の完全な非核化に向けて、米国を含め緊密に連携することも申し合わせた。相互に訪問するシャトル外交の継続も確認した。
首脳会談は少人数会合と全体会合を合わせて約1時間半行われた。首相は共同発表で「日韓関係をさらなる高みに発展させる年となることを期待している」と強調。李氏も「両国が協力を深め、範囲を広げることは先送りできない」と応じた。
両氏は昨年10月に韓国・慶州で初めて会談。2度目の会談を奈良で開催したのは李氏の意向だ。首相としては地元で李氏夫妻をもてなし、個人的な信頼関係を深化させたい考えだ。

韓国の李在明大統領(左端)との首脳会談で発言する高市早苗首相(右端)=13日午後、奈良市