
飲食店で料理長を務めながら、料理初心者でも簡単に作れるレシピをクックパッドに投稿し続けている人がいます。人気ユーザーのmakopapaさんです。2024年からレシピを投稿し始めて気が付いたのが「世の中の簡単レシピって、簡単じゃない。だって肉切りますよね」と話す若者とのギャップでした。そんな人の役に立ちたい、と投稿に取り組む情熱の背景を聞きました。
レシピ投稿は息子の一言がきっかけに
レシピ投稿を始めたのは、当時中学1年生だった息子さんとの会話がきっかけでした。
「夜勤の仕事で、毎日出勤前に夕飯を作っていたんです。一年ぐらい続けていたら、息子から『意外といいもん作ってるよね』という一言があって。もともと中華の料理人だったこともあって、パパッと作っていたんですけど、記録に残した方がいいかもなと思ったんです」
最初に始めたのはInstagramでした。料理専用のアカウントを作ると、1ヶ月半で1000人以上のフォロワーが集まり、レシピサイトへの投稿も検討するように。ただ、動画を作る手間は本職に影響が出ると感じていました。
「写真だけで投稿できるサイトがいいなと考えたとき、やっぱりクックパッドだなと。それに誰に聞いても知ってるんですよ、クックパッドって。70代のうちの親でさえ知っている。『クックパッドに載せてるから見て』と言えば、Googleで検索してもすぐ出てくる。自分のレシピを人に見てもらいたいときに、一番伝わりやすいんです」
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「肉を切る」が難しい?若い世代の声から気づいたこと
どんな内容を投稿するのが良いか考えていた時、飲食店で働くmakopapaさんは、若いスタッフから意外な声を聞きました。
「一人暮らしの子たちが『世の中の簡単レシピって、簡単じゃない。だって肉切りますよね』って言うんです。そのレベルだと、肉を切らないで作れる料理の方がいいんだなと気づきました」
その声をきっかけに、一人暮らしの料理初心者や、子育て中のしっかり料理に向き合う時間が取れない人にレシピを届ける、という方針を定めました。
冷凍の水餃子を使ったアレンジや、お惣菜の唐揚げをひと手間加えるレシピなど、包丁をほとんど使わないメニューを意識するように。
▼子どもも食べられる辛く無い麻婆水餃子 全く包丁を使いません
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「仕事から帰って疲れているけど、お惣菜をそのまま出すのは嫌という人も多い。だったら、ひと手間で見た目も味も変わるレシピがあればいいなと思って」
レシピの方向性を考える参考にしているのが、クックパッドのアクセス数です。
「閲覧数を見ると、定番のものが簡単に作れるレシピの方が人気なんだなとわかります。傾向がわかってくると求められている声に応えたいと、さらにやる気が出るんですよね」
Instagramとクックパッド、使い分けのコツ
現在、Instagramでは約300品、クックパッドでは約200品のレシピを公開しているmakopapaさん。使い分けには明確な考えがあります。
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「Instagramは日々のご飯の記録として何でも載せます。でもクックパッドには、残しておきたいもの、他の人にも役立ちそうなものを厳選して載せています」
投稿までの流れも工夫されています。料理を作りながら工程写真を撮り、食べながらレシピを書いて、出勤までの電車の中で投稿することがルーティーン。
「最初は工程写真を撮るのが面倒だと思っていたんですけど、慣れたら全然大変じゃなくなりました」
写真とテキストで伝えるレシピには、動画と違って自分のペースで調理でき、にんにくが苦手だから入れない、など見る人がアレンジできる余白があるのも良さだと話します。
また、急いでレシピを作りたいときにはクックパッドのAIを使ったレシピ作成機能もよく使っているそうです。
思いがけずアンバサダーに選ばれて
2025年、makopapaさんは活動を始めてわずか半年でクックパッドのアンバサダーに選ばれました。
「自分の料理の世界が広がっていく感覚があって。それがすごくいいなと思っています」
中華やイタリアンのプロとしてのキャリアがあるmakopapaさんですが、自分だけで料理を考えていると、どうしても好みに偏りが出てしまうそう。アンバサダー活動で他の人のレシピや意見に触れることで、新しい発想を得られることが大きな刺激になっています。
雑誌『cookpad plus』への掲載など、活躍の幅をひろげているmakopapaさん。「これからも誰かの役に立てるレシピを投稿していきたいです」
みなさんも、makopapaさんのように日々の料理を記録してみませんか?最初の一品を投稿するその勇気が、誰かの「今日何作ろう」を助けるかもしれません。
makopapaさんプロフィール
飲食店で料理長を務めながら、家庭向けの簡単レシピを発信する人気ユーザー。「包丁を使わない」「ひと手間でできる」レシピや、子どもも食べられる辛くない麻婆豆腐など、家族みんなで楽しめるメニューが人気。
画像提供:Adobe Stock
