妊娠16週未満から毎日アスピリンを投与することで妊娠高血圧腎症リスクが軽減する

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2026年02月16日 18:00  妊活・卵活ニュース

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低用量アスピリン療法の有用性
2月11日、アメリカの研究チームは、SMFM 2026母体胎児医学会議(アメリカ・サンフランシスコ、2月8〜13日)にて、低用量アスピリン療法は重度の妊娠高血圧腎症を予防すると発表した。

今回、妊娠16週目未満の全妊婦(ハイリスク妊婦を含む)に対するアスピリン投与の有用性が確認された。妊婦16週未満から毎日アスピリンを投与することにより、妊娠高血圧腎症の発症率が低下すると報告された。

なお、研究論文は「PREGNANCY」(2026年2月号LB02 Universal Aspirin Administration for Prevention of Preeclampsia)に掲載されている。

アスピリン投与による妊娠高血圧腎症の予防効果
これまで、低用量アスピリン療法の有用性については報告されている。妊娠12週目から妊娠28週目の間にハイリスク妊婦に対して低用量アスピリン療法を開始することにより、妊娠高血圧腎症(子癇前症)が予防できるという。

そこで今回、研究チームは、2020年4月から2025年7月の期間、ハイリスク妊婦を含む妊婦を対象にコホート研究を行い、アスピリン投与による妊娠高血圧腎症の予防効果について検証した。

2022年8月以降、妊娠16週未満の全妊婦に対して1日あたりアスピリン162mgを毎日投与したところ、アスピリンを投与していない妊婦と比べて妊娠高血圧腎症の発症率が29%低下した。

あわせて、実験群(アスピリン投与あり)のうち妊娠高血圧腎症を発症した妊婦は、対照群(アスピリン投与なし)より発症時期が遅くなったという。

さらに、ハイリスク妊婦に対する有用性も認められた。妊娠前から慢性高血圧であった妊婦に妊娠16週未満から毎日アスピリンを投与した場合、妊娠高血圧腎症を発症する可能性は低下した。なお、今回、アスピリン投与による母体出血や胎盤早期剥離の増加は確認されていない。

(画像はSMFM 2026母体胎児医学会議より)

Society for Maternal/Fetal Medicine

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