
2026年3月の星空・天文情報です。3月は、2日にレグルス食、3日には今年最も見逃せない現象「皆既月食」が起こります。皆既月食は、20時頃から1時間ほど継続するので、多くの人が見やすい時間帯です。ぜひ、ひなまつりの夜に空を見上げてみましょう。
冬の星座から春の星座へ

20日に春分を迎える3月。昼の時間が長くなり、星が見え始める時刻もだんだん遅くなっていきます。
3月は冬の星座と春の星座の入れ替えの季節です。冬の星座は夜の前半のうちに西に傾いていき、しし座を筆頭に、おとめ座など春の星座が夜空を駆け上っていきます。
2日 しし座のレグルスが月に隠される「レグルス食」 日本の広い範囲で観察可

2日の夜、明るい月がしし座のレグルスを隠す「レグルス食」が起こります。日本の広い範囲(鹿児島県南部より南を除く)で見られますが、観察場所によって「レグルス食」の時間が異なります。
アストロアーツによると、レグルスが月の縁に入る瞬間(潜入)と出る瞬間(出現)時刻は、
●札幌 潜入20:24 出現21:38
●仙台 潜入20:27 出現21:38
●東京 潜入20:31 出現21:35
●大阪 潜入20:29 出現21:23
●福岡 潜入20:29 出現21:07
などとなっています。
双眼鏡や望遠鏡で観察してみましょう。
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3日は満月「ワームムーン」

3月は、3日20時38分に満月を迎えます。
満月には英語圏で様々な呼び名があります。4月は「ピンクムーン」、6月は「ストロベリームーン」などと月ごとに呼び方が変わります。
3月の満月は、土から虫が顔を出す頃などから「ワームムーン」と呼ばれます。このような呼び名を思い出しながら、月を眺めてみるのも良さそうです。
なお、3日の東京の月の出は17時28分です。
【参考サイト】
The Old Farmer's Almanac
AstroArts
3日は皆既月食 ひなまつりの夜、全国で観測チャンス

月食は、月が地球の影に入ることによって起こります。今回は、地球の影(本影)によって月全体が隠される「皆既月食」です。
月食は、月が見える場所であればどこでも同時に起こり、全国どこでも同じタイミングで始まって終わります。
国立天文台によると、今回は東の空で、18時49分頃に月が欠け始め、20時4分〜21時3分頃に皆既食となります。皆既食は、およそ1時間ほど続き、月は赤銅色(しゃくどういろ)に見えます。
次回は2029年1月1日で、しばらく皆既月食は見られないため、ひなまつりの夜、ぜひ空を眺めてみてください。
20日(春分の日) 細い月と金星が接近

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20日春分の日の夜、細い月と金星が接近します。
肉眼でも見られますが、金星の高度は低く、日の入りから1時間半もすると沈んでしまいますので、太陽が沈んだらなるべく早く観察するとよいでしょう。
東京の日の入り時刻は17時52分です。
26日 半月に明るい木星が寄り添って見える

26日の夕方から27日未明にかけて、半月と明るい木星が接近します。
肉眼でも見られますが、天体望遠鏡で観察すると木星の縞模様も見られるでしょう。

