
失聴した老犬が飼い主の声を久しぶりに聞いた瞬間がYouTubeに投稿され感動を呼んでいます。記事執筆時点で動画は1万9000回以上再生され、「こんな泣いたの初めて」「わんちゃんも嬉しいだろなぁ」といったコメントが寄せられました。
投稿したのは、1歳半のときから感音性難聴という聴覚障がいを抱える難聴うさぎさんが運用しているYouTubeチャンネル「難聴うさぎ」。現在開発中の犬用骨伝導集音器のデモ機を、生まれたときから耳が聞こえないボーダー・コリーに試したときの様子が注目を集めていました。
動画で登場する「Vibone nezu Pet for Dogs」はソリッドソニックが開発中のワンコ向け補聴デバイスで、難聴うさぎさんは難聴者として開発に携わっています。
今回協力してくれるのは、警戒心強めな14歳の豆柴「ひな」ちゃん。ブリーダーさんからお迎えしたワンコで、小さいときから外耳炎で耳の調子があまり良くなかったそうです。そして、12歳のあたりから耳が聞こえづらくなり、13歳ころからはまったく耳が聞こえなくなったといいます。
|
|
|
|
まずは何もつけないでひなちゃんを呼んでみます。飼い主さんが後ろから「ひーちゃん」と声をかけますが無反応です。続いて、首輪の形をした骨伝導集音器「Vibone nezu Pet for Dogs」のデモ機を使います。集音マイクに飼い主さんの声を登録すると、ワンコを呼びかけたときにデバイスが認識、反応し、マイクから集音した音を骨伝導で伝えるという仕組みになっています。
準備が整い、検証がスタート。デモ機を付けた状態で飼い主さんが先ほどと同様に「ひーちゃん」と呼んでみると……ひなちゃんは早速何かに気付いた様子。首輪の振動に「?」となりながらも、飼い主さんのもとへ行くことができました。しかし、振動に驚いて固まってしまう場面も。首輪の振動は「飼い主に呼ばれている」という認識にさせるため、この後もトレーニングを続けます。
名前を呼んでおやつをあげるトレーニングを繰り返していると……ひなちゃんは振動の意味を理解し、振り返ってくれるように。この様子に飼い主さんも「ちゃんと振り向くからいいよね!」と喜びます。そして最終的には、後ろから声をかけてもちゃんと反応して駆け寄ってくれるようになりました。
また、難聴うさぎさんの声もデバイスに登録して呼んでみたところ……ひなちゃんはしっかり反応しておやつをもらいに来てくれました。最初は難聴うさぎさんに威嚇していたひなちゃんですが、骨伝導集音器を通じて心を開いてくれたようです。
なお、本動画で使用した「Vibone nezu Pet for Dogs」はデモ機で、さまざまなワンコに試してもらい、改良を重ねて商品化を目指しているそうです。現在は商品化に向けてクラウドファンディングを実施中(医療機器ではありません)。難聴の愛犬に自分の声を届けたい人や支援したい人は、チェックしてみると良いでしょう。
|
|
|
|
動画には「骨伝導の機器を使って、聴力を失ってしまったワンコに使うとは、グッドアイデアですね」「ほんまこういうのって犬も飼い主めっちゃ嬉しいよな」「感動しました、動物までも聞こえていて本当にすごいと思います」など反響の声が寄せられていました。
画像提供:YouTubeチャンネル「難聴うさぎ」
|
|
|
|
|
|
|
|
Copyright(C) 2026 ITmedia Inc. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。