イランのペゼシュキアン大統領と電話会談後、記者団の取材に応じる高市早苗首相=30日午後、首相官邸 高市早苗首相は30日、イランのペゼシュキアン大統領と電話会談し、全ての国の船舶が原油輸送の要衝ホルムズ海峡を安全に航行できるよう改めて強く求めた。出光興産子会社のタンカーが同海峡を通過したことに関し、「邦人保護の観点からも前向きな動きとして受け止めている」と評価する意向を伝えた。
2月末の米国・イスラエルによるイラン攻撃開始後、日イラン首脳の電話会談は2回目。20分間行われた。
首相は日本やアジア諸国を含む全船舶が一日も早く安全に航行できるよう要請。米国とイランの戦闘終結に向けた交渉が早期に再開され、最終合意に至ることを期待していると語った。
イランのメディアによると、ペゼシュキアン氏は「米国が行動を変えれば、外交の道を続ける用意がある」と指摘。イラン港湾に対する米軍の海上封鎖を「海賊行為」と批判し、米当局者の「挑発的な発言」が地域情勢の悪化を招いていると述べた。双方は緊密に意思疎通を続けていくことで一致した。

高市早苗首相(写真左、時事)とイランのペゼシュキアン大統領(AFP時事)