
7月13日(月)の午前9時、フィリピンの東の海上で台風11号が発生し、ダブル台風が発生中です。台風11号は、現時点ではそれほど発達することはなく、16日(木)には熱帯低気圧に変わる予想です。一方、台風9号は日本海で温帯低気圧に変わる予想ですが、まだ終わりではなく、15日(水)から16日(木)は東北と北海道の日本海側を中心に、再び警報級の大雨をもたらすおそれがあります。これまでの大雨で地盤の緩んでいる所があり、土砂災害などに注意・警戒が必要です。
東北と北海道はすでに記録的な大雨

東北から北海道では、地表付近に流れ込む暖かく湿った空気や上空の寒気の影響で、週末から今朝にかけて大雨となりました。
13日(月)午前9:00までの72時間雨量は、山形県酒田市の酒田大沢で232.0ミリ、秋田県湯沢市の湯ノ岱で229.0ミリ、秋田県秋田市の仁別で188.5ミリ、秋田県仙北市の田沢湖高原で183.5ミリなどとなっています。
また、北海道岩見沢市で145.0ミリ、北海道留萌市で120.0ミリなど、たった数日で平年の7月1か月分の雨量を上回る所があるなど、記録的な大雨となった所もあります。
15日(水)〜16日(木) 東北から北海道で再び大雨

7月13日(月)の午前9時、フィリピンの東の海上で新たに台風11号が発生し、ダブル台風が発生中です。台風11号は、現時点ではそれほど発達することはなく、16日(木)には熱帯低気圧に変わる予想ですが、海面水温の高いエリアを進むため、念のため今後の情報にご注意ください。
一方、台風9号は進路を北よりから東よりに変え、15日(水)には日本海で温帯低気圧に変わる見込みです。ただ、温帯低気圧に変わっても油断は禁物です。15日(水)から16日(木)にかけては、台風から変わる温帯低気圧が前線を伴いながら北日本付近を通過します。低気圧の構造が変わるだけで、熱帯由来の非常に暖湿な空気を運んでくることには何ら変わりありません。日本海の海面水温が平年より3℃前後高く、海から水蒸気の供給が続くこともポイントです。
このため、東北や北海道の日本海側を中心に、15日(水)の夜から16日(木)にかけては発達した雨雲が通過し、広く雨や風が強まるでしょう。今度は長く降り続くものではありませんが、短時間でザッと強い雨や激しい雨が降り、再び警報級の大雨となるおそれがあります。すでにこれまでの大雨で地盤がかなり緩んでいたり、水位が上昇している川があります。危険な崖の近くや川べりには近づかないようにしましょう。
また、雨の前は厳しい暑さにも要注意です。15日(水)の日中の最高気温は、山形市で37℃、福島市で36℃、仙台市と盛岡市で33℃など、猛暑日になる所がある見込みです。熱中症にも十分ご注意ください。
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土砂災害の前触れは?

大雨によって土砂災害が発生する時には、前触れとなる現象があります。いざという時のために、ぜひ覚えておいてください。
1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。
そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。

