
自分が発した何気ないひと言でも、相手の受け取り方によっては戸惑いを生むことがあります。とくに家族構成や子どもの人数に関する話題は、悪意がなくても微妙な空気になりやすいのかもしれません。
『子ども4人をもつ6人家族って聞いたから「大家族ですね」と言ったら、「大家族? うん、まぁそうですね」と微妙な反応だった』投稿者さんは、単純に人数が多いという意味で発言したものの、相手の反応に不安になったようです。このやり取りに対し、ママたちの反応は大きくわかれました。
「大家族」とくに失礼だとは思わないけれど?
まず見られたのは、「失礼ではないが返答に困る」という意見です。
『変な会話ではないけれど、どう返せばいいか迷う。まだまだよ、とも言えないし』
『失礼ではないと思うけれど、返事には困るかも』このように、間違いではないけれど、言われてもピンとこないと感じる人が少なくありません。
『子沢山とは言われ慣れていても、大家族と言われると少し違和感がある』
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今の時代なら大家族?
一方で「今の時代、6人は大家族だ」と考えるママたちもいます。
『子どもが少ない現代社会で、子ども4人は十分多い』
『自分の感覚では大家族だと思う』
『その人自身が子沢山家庭で育っているのかな。私にとっては今も昔も子どもが4人は大家族』少子化が進むなかで、家族の人数に対する基準が変わってきている可能性があります。昔と今では「普通」のラインが異なるでしょう。同じ「大家族」でも受け止め方に差が出るのかもしれません。
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「大家族」から連想するイメージに違いがある
さらにママたちが指摘したのが、「大家族」という言葉から連想するイメージの違いです。
『大家族といえば子どもが6人以上、あるいは祖父母も含めた大人数の同居を想像する』
『私のイメージは10人以上で大家族。子ども4人の6人家族だと賑やかですねっていうかな?』
『うちも子ども4人だけれど、大家族なのかな? イヤな気持ちとかより「そうかな?」と思った』「大家族」というと、テレビなどで見る家族の印象が強いのでしょうか。6人家族は当てはまらないと感じる人もいます。
『子ども4人なら大家族というイメージはない。「大家族? うん、まぁそうですね」。私が同じ立場なら、まさにこのリアクションしそう』間違っているというよりも「言葉の受け取り方の違い」が生んだすれ違いかもしれません。同じ言葉でも、育った環境や価値観によって意味合いが変わることは珍しくないのでしょう。
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言葉の印象そのものへの違和感
『「大家族」という言葉のイメージがあまり良く思っていなかったのかも』
『その言葉にポジティブな印象をもっていない人もいる』言われた方が、言葉そのものにネガティブな印象がある場合、たとえ悪意がなくても引っかかりを感じることもあるでしょう。
そもそも触れない方が無難?避けすぎもダメ?
なかには家族構成や家族の人数に関する話題は避けた方がいいというアドバイスもありました。
『子どもの人数についてコメントするのは慎重になった方がいい』
『ママ友で「子沢山で楽しそう」って言っている人がいた。その人の家庭は子どもがひとり。個人的には悪意はないと思うけれど、悪意あると思う人もいるのかな』家族構成はプライベートな部分でもあり、価値観がわかれるテーマなのかもしれません。
『何気ないひと言でも、相手によっては気になることがある。年齢、性別、既婚未婚、子どもの話……。どれも人によってはイヤかもしれない』他人との何気ない会話だからこそ、相手の立場や感じ方を想像することが大切なのかもしれません。言葉選びに正解はありませんが、少しの配慮で心地よいやり取りにつながることもあります。違いを前提にしたコミュニケーションが、無用な誤解を防ぐヒントになるのではないでしょうか。けれど人とのコミュニケーションを過度に恐れ、会話を避けすぎてしまうと、人との距離が広がってしまうこともあります。大切なのは「触れないこと」ではなく、「どう触れるか」を考える姿勢なのかもしれません。
文・岡さきの 編集・すずらん イラスト・Ponko
