SING LIKE TALKINGは1988年にデビュー。昨年にギタリストの西村智彦さんが逝去して以降、佐藤竹善と藤田千章の2人でバンドの今後について話し合いを重ねてきたという。
今回の決断について、「デビュー以来、故人となった西村智彦を含めた3人を以て“Sing Like Talking”を名乗り、彼の存在無くして“Sing Like Talking”は存在しない」「SING LIKE TALKINGというバンドを、感謝の気持ちを込めて最高の形で締めくくりたい」との思いから、ラストコンサートツアーの開催と、その最終公演をもって活動を終了することを決めたと説明した。
ラストツアーは『SING LIKE TALKING “THE FINAL” Dedicated to 西村智彦』と題して全国で開催。SING LIKE TALKINGとしてライブを行うのは、2023年のデビュー35周年ライブ以来、約4年ぶりとなる。
発表では「これまでSING LIKE TALKINGを支えてくださったすべての皆さまに、心より御礼申し上げます」と感謝。「ラストコンサートまでの時間が、メンバー、そしてファンの皆さまにとってかけがえのない時間となりますよう、スタッフ一同、心を込めて取り組んでまいります」と伝えている。
SING LIKE TALKINGは、佐藤竹善(Vo、Gt、Key)、藤田千章(Key、Syn)、西村智彦さん(Gt)の3人により結成。1988年にシングル「Dancin' With Your Lies」でメジャーデビューした。R&B、AOR、ジャズなど多彩な音楽性を取り入れ、「Spirit Of Love」「La La La」「Rise」「離れずに暖めて」などの楽曲を発表。2023年にはデビュー35周年を迎え、記念ライブを開催した。昨年6月5日に西村さんが逝去。2026年11月11日には最新アルバム『Final Chapter』を発売。2027年1月にはファンクラブ会員限定イベントの開催も予定されており、ラストコンサートへ向けた一年がスタートする。
■SING LIKE TALKING コメント
まずは38年以上の長きに渡り、我々「Sing Like Talking」を支えてくださった全ての皆さまに、心よりの感謝をお伝えしたく思います。
でも、やはりとても言葉では表しきれないとも思いますし、皆さまにここまで育ててもらっておきながら、何か恩返しができただろうか、などと考えると益々言葉にはできなさそうです。
デビュー以来、故人となった西村智彦を含めた3人を以て「Sing Like Talking」を名乗ってきました。
彼の存在無くして「Sing Like Talking」は存在しませんでしたし、彼の才能と貢献無しに我々の音楽は生まれなかったことは確かです。
我々の存在や作品が皆さまに親しまれてきたのも、彼が担ってきた役割のおかげかとも感じます。
彼が彼岸に渡った事実を踏まえ、我々二人の今後や、「Sing Like Talking」の処遇について、現実的な意見や心情的な意向を幾度も交わす中で、 この度は「Sing Like Talking」の「解散」という結論に至りましたが、将来的には二人で何か活動する機会があるかもしれません。
しかしそれでもやはり、それは「Sing Like Talking」とは別物になるだろうと考えています。
様々なご意見はあって当然だと思いますし、何が正解かも言い難いとも思いますが、「Sing Like Talking」と「西村智彦」が存在した事実、 そして作品群やパフォーマンスがこの世界に提供された事実が変わることは決してありません。
そして願わくは、ではありますが、我々の作品が未来に歌い継がれて、世間のどこかで誰かを励まし続けてくれることを朧げに期待します。
身勝手かとも思いますが、この決断に至った経緯をどうかご容赦くださいますよう。
そして最後の最後まで「Sing Like Talking」を「楽しんで」いただきたく、また、我々の「これから」を、引き続き温かく見守っていただければ大変有り難く思います。
今まで、本当に、本当に、ありがとうございました。
佐藤竹善 / 藤田千章
■『SING LIKE TALKING “THE FINAL” Dedicated to 西村智彦』日程 2027年5月14日(金)神奈川・カルッツかわさき 午後4時30分開場/午後5時30分開演