ベッツェッキが母国戦の初日最速。マルケス兄弟とのアタック合戦を制す/第14戦サンマリノGP

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2026年09月11日 23:30  AUTOSPORT web

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マルコ・ベッツェッキ(アプリリア・レーシング)/2026MotoGP第14戦サンマリノGP
 9月11日、2026年MotoGP第14戦サンマリノGPの初日セッションが行われ、MotoGPクラスのプラクティスではマルコ・ベッツェッキ(アプリリア・レーシング)がトップタイムを記録した。

 イタリア・エミリア=ロマーニャ州に位置する、ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリを舞台に幕を開けたシーズン後半3戦目。第12戦イギリスGPから欠場が続いているマーベリック・ビニャーレスは引き続き左腕の回復に専念することとなり、今大会もポル・エスパルガロ(レッドブルKTMテック3)が代役として参戦した。左手の親指付近を骨折し、前戦アラゴンGPから世界選手権を欠場している小椋藍も回復が間に合わず欠場となり、スーパーファイル・トラックハウスMotoGPチームは1台体制で第14戦に参戦。今大会は21名のライダーによってチャンピオンシップが争われることとなった。

 MotoGPクラスのフリー走行1回目は気温22度、路面温度26度、やや風の強い晴れ空のもとで45分間の走行がスタートする。路面状況はおおむねドライとなったものの、昨晩の降雨によってコース上の一部はセミウエットコンディションとなった。なお、今大会のタイヤコンパウンドは前後ともにソフトとミディアムの2種類が供給され、全車がフロントにソフト、リヤにミディアムのスリックタイヤを装着した。

 コース入りしたライダー達がウォームアップを進めるなか、ターン4ではアウトラップ中のジャック・ミラー(プリマ・プラマック・ヤマハMotoGP)が突如として転倒を喫してしまう。早々にガレージに戻ることとなったものの、およそ7分後にコースに復帰した。この間、首位に立ったのは母国戦を迎えたベッツェッキとなり、1分32秒025までタイムを削って序盤の走行を終了する。アレックス・マルケス(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)が2番手、ベッツェッキと同じくホームグランプリを迎えたルカ・マリーニ(ホンダHRCカストロール)が3番手に続き、セッションは中盤を迎えた。

 その後はヨハン・ザルコ(カストロール・ホンダLCR)が着々と自己ベストタイムを更新し、3番手にポジションを上げる。ライバル達もタイムを削り、フロントをミディアムに履き替えたベッツェッキが1分31秒872までトップタイムを縮めた。しかし、マルク・マルケス(ドゥカティ・レノボ・チーム)がこのタイムを0.192秒更新して首位となり、ベッツェッキは2番手に後退。3番手はホルヘ・マルティン(アプリリア・レーシング)となり、ライダーズランキングトップ3が上位に続いてフリー走行は終盤に突入した。

 残り8分を切ると、マリーニが3番手に再び浮上する。ライダー達は残り6分前後からアタックシミュレーションを開始し、1分31秒647を記録したベッツェッキがトップに返り咲いた。その後は序盤のターン1で転倒のあったペドロ・アコスタ(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)らが2番手タイムを塗り替えていき、トップのベッツェッキも自己ベストタイムを0.119秒更新。セッションはこのまま終了を迎えるかと思われた。しかし最後のアタックではマルク・マルケスが1分31秒468をマークし、フリー走行をトップで終了。ベッツェッキは2番手となり、3番手は最後のアタックでポジションを上げたラウル・フェルナンデス(スーパーファイル・トラックハウスMotoGPチーム)となった。

 予選Q2へ進出する10名のライダーを決める60分間のプラクティスは気温25度、路面温度36度、午前よりも雲量が増えた晴れのドライコンディションで開始。フロントは全車がミディアムタイヤを装着したが、リヤは選択が分かれた。

 午後のセッションでも序盤から速さを見せたのはベッツェッキとなったが、開始から8分半が経過すると午前4番手のアレックス・マルケスがトップに浮上する。翌周の計測ではベッツェッキが1分30秒台に早くもタイムを入れてみせたが、トラックリミット違反によってこのタイムはキャンセルに。再度首位の座に就いたアレックス・マルケスは1分30秒979をマークし、自己ベストを0.037秒更新してガレージに戻った。

 アレックス・マルケス、ベッツェッキ、ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(プルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チーム)というトップ3オーダーで迎えたセッション中盤では、多くのライダーがリヤにソフトタイヤを選択。ミディアムからソフトに履き替えを行ったベッツェッキが1分30秒829を記録して再びトップとなり、首位の座を維持したまま終盤を迎えた。なお、この時点ではランキング首位のマルティンが11番手、2位のマルク・マルケスは6番手に続き、KTMとヤマハは全車がトップ10圏外となる。日本メーカー勢においては4番手のマリーニ、7番手のザルコ、10番手のディオゴ・モレイラ(プロホンダLCR)がQ2ダイレクト進出圏内につけていた。

 残り17分半を迎えるとディ・ジャンアントニオがトップタイムを更新したが、ここからトップの顔ぶれは目まぐるしく入れ替わっていく。予選Q2への進出権をかけた最初のアタック合戦は残り13分頃から開始され、1分30秒331を記録したベッツェッキがトップに浮上する。ただ、この直後にマルク・マルケスも自己ベストタイムを記録し、ベッツェッキと0.084秒差で首位の座を奪取した。

 ピットインを経て行われた2度目のアタック合戦ではアレックス・マルケスが2番手に割って入り、マルケス兄弟がワン・ツー体勢を築く。しかし残り12秒というタイミングでベッツェッキが1分30秒144を記録し、最後のアタックでトップを奪還。マルケス兄弟とのタイム更新合戦を制し、母国戦の初日を首位で終えた。マルク・マルケスは2番手、アレックス・マルケスは3番手でセッションを終えている。4番手以降はディ・ジャンアントニオ、フランコ・モルビデリ(プルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チーム)、アコスタ、マリーニ、ザルコが続き、ホンダ勢は2台が予選Q2ダイレクト進出権を獲得。代役参戦のエスパルガロは9番手を掴んでトップ10入りを果たし、ランキング首位のマルティンは10番手で予選Q2ダイレクト進出を決めた。

[オートスポーツweb 2026年09月11日]

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