Moto2:決勝スタートシーン/2026MotoGP第16戦日本GP 10月4日、2026年MotoGP第16戦日本GP Moto2クラスの決勝が栃木県のモビリティリゾートもてぎで行われ、イサン・グエバラ(BLU CRU Pramac Yamaha Moto2)が優勝を飾った。
2位はトニー・アルボリーノ(REDS Fantic Racing)、3位はフィリップ・サラック(Onlyfans American Racing Team)が続いた。日本勢は、佐々木歩夢(Momoven Idrofoglia RW Racing Team)が14位でフィニッシュし、古里太陽(Idemitsu Honda Team Asia)はリタイアで終えている。
Moto2クラスのレースを迎えるもてぎの空は雲に覆われ、気温21度、路面温度33度のドライコンディションとなった。ただ、レース開始に向けた準備のなかでアクシデントが続く。各車がグリッドに向かうサイティングラップではマリオ・アジ(Idemitsu Honda Team Asia)が転倒。さらに、いよいよシグナルが点灯しようというスタート寸前、予選3番手のマニュエル・ゴンザレス(LIQUI MOLY Dynavolt Intact GP)が手を挙げてピットへ退避した。ピット作業を完了したアジはグリッドに着くことができ、ゴンザレスはピットスタートで最後尾からのレースとなる。
19周の争いが幕を開け、ホールショットを奪ったのはポールスタートのグエバラだ。2番手スタートのサラックが後ろに続いたが、5番グリッドから浮上してきたアルボリーノが9コーナー(V字コーナー)でサラックをオーバーテイク。そしてグエバラ、アルボリーノ、サラックの順でオープニングラップを終えた。予選13番手の佐々木は1周目でひとつ順位を落として14番手となり、予選20番手の古里は17番手に順位を上げて2周目に突入している。
隊列が徐々に縦に伸びてきたレース中盤、先頭集団を形成しているのはトップのグエバラ、2番手のアルボリーノ、3番手のサラック、4番手のイバン・オルトラ(QJMOTOR – Campolor – MSI)、5番手のダビド・アロンソ(CFMOTO Power Electronics Aspar Team)で、6番手とは約1秒のギャップを築いている。そして9周目、古里が5コーナーでオーバーランし、グラベルエリアで転倒。自走でピットに戻ることはできたが、母国凱旋のレースをここで終えることとなった。
レースが折り返しを過ぎると、先頭集団の順位は動かないものの、3番手のサラックと4番手のオルトラの間隔が広がり始めて集団は分断。そして5番手のダビド・アロンソの背後には、9番グリッドから6番手まで追い上げてきたセレスティーノ・ビエッティ(Beta Tools SpeedRS Team)が詰め寄るり第二集団に加わった。また、MotoGP昇格が決まっているセナ・アギウス(LIQUI MOLY Dynavolt Intact GP)がドロップダウンし始め、14番手の佐々木の目の前にやって来た。
終盤に入ってもトップ争いはこう着状態で、縦並びの隊列のなか静かな戦いが続く。ファイナルラップを迎えるころには再び先頭集団と後続の集団が連結し、6台がプレッシャーをかけ合う展開となったが、やはり順位は変わらずグエバラがトップでフィニッシュ。2位には2025年のアメリカズGP以来の表彰台となるアルボリーノが続き、3位にはサラックが入った。そして年間ランキング首位のゴンザレスは22位でノーポイントに終わり、ランキング2位のグエバラとの差は10.5ポイントまで縮まった。この日が誕生日の佐々木は14位でフィニッシュし、自身へのプレゼントとなるポイントを獲得している。
■2026MotoGP第16戦日本GP Moto2 決勝(19周)
天候:曇り 路面:ドライ
Pos./No./Rider/Team/Motorcycle/Time/Gap
1/28/イサン・グエバラ/BLU CRU Pramac Yamaha Moto2/ボスコスクーロ/34’14.675
2/14/トニー・アルボリーノ/REDS Fantic Racing/カレックス/+0.419
3/12/フィリップ・サラック/Onlyfans American Racing Team/カレックス/+1.057
4/4/イバン・オルトラ/QJMOTOR - Campolor - MSI/カレックス/+1.247
5/80/ダビド・アロンソ/CFMOTO Power Electronics Aspar Team/カレックス/+1.554
6/13/セレスティーノ・ビエッティ/Beta Tools SpeedRS Team/ボスコスクーロ/+2.016
7/53/デニス・オンジュ/ELF Marc VDS Racing Team/ボスコスクーロ/+7.037
8/96/ダニエル・オルガド/CFMOTO Power Electronics Aspar Team/カレックス/+7.069
9/21/アロンソ・ロペス/ITALJET Gresini Moto2/カレックス/+9.547
10/98/ホセ・アントニオ・ルエダ/Red Bull KTM Ajo/カレックス/+11.517
11/99/エイドリアン・ウエルタス/Italtrans Racing Team/カレックス/+13.341
12/17/ダニエル・ムニョス/Italtrans Racing Team/カレックス/+13.432
13/81/セナ・アギウス/LIQUI MOLY Dynavolt Intact GP/カレックス/+13.509
14/71/佐々木歩夢/Momoven Idrofoglia RW Racing Team/カレックス/+16.422
15/84/ゾンタ・ファン・デン・グールベルク/Momoven Idrofoglia RW Racing Team/カレックス/+16.505
16/7/バリー・バルトゥス/REDS Fantic Racing/カレックス/+16.646
17/44/アロン・カネト/ELF Marc VDS Racing Team/ボスコスクーロ/+22.026
18/11/アレックス・エスクリチ/KLINT Racing Team/フォワード/+24.358
19/85/チャビ・スルトゥサ/KLINT Racing Team/フォワード/+25.062
20/16/ジョー・ロバーツ/Onlyfans American Racing Team/カレックス/+25.717
21/32/ルカ・ルネッタ/BETA Tools SpeedRS Team/ボスコスクーロ/+26.784
22/18/マニュエル・ゴンザレス/LIQUI MOLY Dynavolt Intact GP/カレックス/+31.269
23/10/ウナイ・オラドレ/QJMOTOR - JP Financial - MSI/カレックス/+33.299
24/40/ミラン・パウェレック/Red Bull KTM Ajo/カレックス/+38.626
RT/64/マリオ・アジ/Idemitsu Honda Team Asia/カレックス/8Laps(リタイア)
RT/72/古里太陽/Idemitsu Honda Team Asia/カレックス/11Laps(リタイア)
RT/3/セルジオ・ガルシア/ITALJET Gresini Moto2/カレックス/12Laps(リタイア)
[オートスポーツweb 2026年10月04日]