簗農水相の進退焦点=予算委、週明けスタート

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2026年10月11日 07:31  時事通信社

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参院本会議に臨む簗和生農林水産相=9日、国会内
 週明けの国会は、衆院選で自身を応援しなかった首長の自治体予算を「カットした」と発言した、簗和生農林水産相の進退が最大の焦点だ。高市早苗首相は続投させる意向だが、野党は13日から始まる衆院予算委員会を舞台に追及を強める構え。立憲民主党など参院野党6党は、簗氏に対する問責決議案を提出するか検討を本格化させる。

 予算委は衆院が14日までの2日間、参院は16、19の両日、首相と全閣僚が出席して開かれる。野党からは民主改革の会の落合貴之、公明党の中野洋昌両政調会長らが質問に立ち、予算減額は簗氏の圧力によるものだと追及。首相の任命責任も問う。

 民主改革は当初、「野党は追及ばかり」と批判されるのを懸念したのか、世論の動向を見極める姿勢だった。だが、7日に文春オンラインが、衆院選で簗氏の陣営が支援者を出陣式の会場まで無料バスで運んだとの新たな疑惑を報道。立民など参院野党の問責の動きもあり、衆院予算委では「簗氏の進退を質問の柱に据える」(幹部)方針だ。

 小川淳也代表は9日の記者会見で、予算委に関し「真相の究明が第一だ。政治責任をどう取るのか問いたい」と強調した。

 簗氏は7日から3日間行われた衆参代表質問で、カット発言を認め「私の不徳によるものだ」と陳謝。「職務遂行に全力を尽くす」と続投の意欲を表明した。だが、一問一答の予算委での答弁は格段に厳しさを増す。自民党でも「内閣支持率が下がれば首相もかばいきれない」(参院中堅)との声が広がりつつある。

 参院6野党は農水委で簗氏の所信聴取に応じないことで一致。問責提出の是非は、予算委の答弁を聴いた上で判断する方針だ。参院で与党は過半数を割り込んでおり、立民の斎藤嘉隆国対委員長は「反対する野党があるとは思えない」と可決に自信を示す。決議案に法的拘束力はないが、可決されれば簗氏と首相への圧力は強まる。

 一方、政府は消費税減税関連法案を国会に提出した。首相は代表質問で減税の財源や新たな給付制度について踏み込んだ答弁を避けており、野党は重ねて説明を求める。 

参院本会議で答弁する高市早苗首相=9日、国会内
参院本会議で答弁する高市早苗首相=9日、国会内

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