「バトン、次の飛行士に」=ISS滞在、帰国の古川さん会見

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2024年06月17日 18:02  時事通信社

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国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在を終えて帰国し、記者会見する宇宙飛行士の古川聡さん=17日午後、東京都千代田区
 国際宇宙ステーション(ISS)に半年余り長期滞在後、地球に帰還し、リハビリを終え帰国した古川聡さん(60)が17日、東京都内で記者会見した。滞在中、日本人宇宙飛行士も参加する国際月探査計画に向けた技術実証なども行った古川さんは、「今回のミッションは、まさに近い将来の探査につながっていると強く感じた。引き続き実証を進めるべく、受け継いだバトンを次につなぎたい」と話した。

 古川さんは昨年8月に米宇宙船クルードラゴンに搭乗し、ISSに到着。半年余りの滞在を終え、3月に帰還。米国でのリハビリを終え、今月初めに帰国した。ISS滞在中、月探査などで用いる水の再生利用装置や、飛行士の作業省力化につながるISS船内ドローンの実証など日本実験棟「きぼう」を中心に数々の実験を行った。

 ISS滞在は12年ぶり。前回との違いを問われ「無重力だとシャワーを浴びられないが、身体や顔を拭いたりするタオルなどの衛生用品が快適だった」と生活面での変化を回答。「多くの方々が宇宙に行く時代には、快適さも重要な因子。今ある技術を生かし、さらにいいアイデアも出して、使ってほしい」と話した。 

国際宇宙ステーション(ISS)で実証試験をした船内ドローン(同等品)を手にする古川聡さん=17日午後、東京都千代田区
国際宇宙ステーション(ISS)で実証試験をした船内ドローン(同等品)を手にする古川聡さん=17日午後、東京都千代田区

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  • 日本人の場合、1人の1日水の使用量は220リットル〜230リットル����宇宙で水は貴重��そんなに使えないǭ宇宙空間内の宇宙船内では手を使って移動する事が多い。だから足が弱くなる��
    • イイネ!1
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