カメラ不具合、高放射線が影響か=月内のデブリ取り出し見送り―東電

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2024年09月26日 20:31  時事通信社

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時事通信社

福島第1原発2号機のペデスタル底部にたまるデブリを含む堆積物=14日(東京電力提供)
 東京電力は26日、福島第1原発2号機の溶け落ちた核燃料(デブリ)の試験的取り出しについて、今月中の再開を見送る方針を示した。回収装置のカメラの不具合で17日から中断しているが、同社は格納容器内の高い放射線量が機器に影響しているとみて、引き続き調査を進める。

 東電によると、カメラの半導体を放射線が通過することで「電離作用」と呼ばれる現象が起き、過剰な電流が発生したことなどが不具合の原因と推定している。今後、格納容器外の低線量下で電源を入れ直して復旧するかを確認する。問題が解消されなかった場合は、カメラを交換するとしている。

 東電はこの日、作業中断前の14日に撮影された格納容器底部の画像を公開。小石のようなデブリが堆積している様子が確認された。2号機内のデブリ撮影は2019年以来という。 

このニュースに関するつぶやき

  • 速攻で機械壊れるほどの放射線て・・・もう諦めて漏れないように建屋ごとコンクリと鉛で封印した方がいいのでは?
    • イイネ!2
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