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昨日13日午後9時19分頃発生した地震で、宮崎県では最大震度5弱を観測しました。地震はいつどこで発生するか分かりません。日頃からの備えについて、3つのポイントについてまとめました。
●過去7日間の地震情報
過去7日間(今日14日午前10時まで)の地震回数は30回で、そのうち震度3以上の地震を2回観測しています。
昨日13日午後9時19分頃、日向灘を震源とするマグニチュード6.9の地震が発生し、宮崎県で最大震度5弱を観測しました。揺れの強かった地域では、地震発生から1週間程度は、最大震度5弱程度の地震に注意してください。特に、今後2〜3日程度は、規模の大きな地震が発生することが多くあります。
●家の中の安全を確保する
地震に備えて、家の中の安全を確保することが大切です。
・家具が転倒しないように、天井との隙間を埋めたり、留め具をつけたりして、正しく固定しましょう。転倒防止の器具を設置していても正しい使用方法でないと効果のないことがありますので、注意してください。
・棚の上などに物を置く際は、重心を低くすることを心がけましょう。軽いものを上に、重い物を下に収納すると、揺れても倒れにくくなります。
・窓ガラスなどの大きなガラスには、透明の飛散防止フィルムなどを貼っておきましょう。カーテンを閉めるだけでも、割れたガラスの飛散を防ぐ効果はありますので、就寝するときにはカーテンを閉めておくと安心です。
・夜間の地震に備えて、就寝時には、スリッパやスニーカー(使用していないきれいなもの)をそばに置いておきましょう。移動する際、ガラスの破片や床に散乱したものを踏まないようにするためです。また、メガネやスマートフォン(携帯電話)といった生活必需品、災害避難時の行動に必要となるものは、就寝時、枕元においておくようにしましょう。
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●ライフラインに合わせた備蓄品
地震によってライフラインが被害を受けると、復旧までに、電気や水道、ガスなどが使えなくなるおそれがあります。各ライフラインに合わせて備蓄品を用意しておきましょう。
・電気
電気はライフラインの中で、比較的早く復旧することから、ガスコンロの代替品となるIHクッキングヒーターやIH対応調理器具、電気ポットがあると便利です。
・水
水に関しては、水道が復旧しない間も給水車から水をもらうために、給水タンクや給水袋が必須となります。
・ガス
ガスの復旧は遅くなることから、カセットコンロ利用のためのガスボンベを多く備蓄しておく必要があります。ガスによって入浴をしているご家庭では、長期間入浴が不可能になることも考えられます。タオルや衣服などを十分に用意することを心がけましょう。
●ローリングストックで簡単備蓄
いざという時のために、保存食を備蓄しておきましょう。その際おススメなのが、ローリングストックという備蓄方法です。これは、普段から少し多めに食材や加工品を買っておき、使ったら使った分だけ新しく買い足していく方法で、常に一定量の食料を家に備蓄しておくことができます。
ローリングストックのポイントは、日常生活で消費しながら備蓄することです。食料等を一定量に保ちながら、消費と購入を繰り返すことで、備蓄品の鮮度を保ち、賞味期限切れを防いで食品ロスを防止することができます。普段食べ慣れているものであれば、調理方法や味を知っているので、いざという時でも慌てることないため、おススメです。
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