生放送開始1秒で涙声、垣花正が冠ラジオで森永卓郎さんを声震わせ追悼、前日は欠席していた

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2025年01月29日 09:19  日刊スポーツ

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垣花正(2024年撮影)

元ニッポン放送のフリーアナ垣花正(53)が29日、同局系「垣花正 あなたとハッピー!」(月〜木曜午前8時)に生出演。同番組のレギュラーを務めていた経済アナリスト森永卓郎(もりなが・たくろう)さんの訃報を受け、生放送で追悼した。


森永さんはステージ4の膵臓(すいぞう)がんで闘病中だった。28日午後1時33分、原発不明がんのため、自宅で亡くなった。67歳だった。この日、所属事務所が発表した。葬儀は近親者のみの家族葬で執り行うという。


垣花が番組開始の瞬間に口にした「おはようございます」がすでに震えていた。「垣花正です」と続けて、はなをすすると、「さっきまですげー雑談してたんですよ。わざと雑談してて、違うことを考えようと。いろんな問題が世の中にはある。記者会見長かったねとか話をしながら、話をそらそうそらそうとして。違うこと考えた方がしゃべられるだろうなと思って。まぁ、でもラジオを聴いてる方はね、昨日も泣いてるので、今日は泣かないって決めてたんですけど、1秒ももたなかったですね」と切り出した。


続けて「ただ、先に言っておきますけど、今日はなるべく明るくお送りします。というのは、そういう人だったので。直前まで楽しく頑張って番組のために出演してくれた人だったから、明るく送らないと失礼だなと」と声を震わせた。


そして「見事なフルスイング。あっぱれでしたね。こんなあっぱれな人生は、なかなかないですよね。すごいなと思って。森永卓郎さんががんになって。その告知をこの番組でって選んでくださって。その時から見事1年以上、走り抜きましたからね。フルスイングして腰痛めるんじゃないかぐらいやってたから、これはすごいなと思って。だいぶ落ち着いてきました」と言うと、声の震えは収まっていた。


さらに「だからといってお別れではなく、僕の中では、森永卓郎さんと一緒に番組をやってるつもりなんですよ。それぞれの中に、森永卓郎さんがすっぽりと。嫌かもしれないけど。気が付けば、いつも心に森永卓郎を」と語った。


森永さんは昨日の同番組のリモート出演を欠席。垣花は森永さんと電話で話したといい、番組内で森永さんの病状の説明後に声を震わせ、泣いていた。


森永さんは1980年(昭55)に東大経済学部を卒業し、日本専売公社に入社。三菱UFJリサーチ&コンサルティングなどをへて、独協大教授に。03年に出版した著書「年収300万円時代を生き抜く経済学 給料半減が現実化する社会で『豊かな』ライフ・スタイルを確立する!」は200万部以上のベストセラーになり、“モリタク”の愛称で、ラジオやテレビで経済を分かりやすく説明して人気者となった。

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  • モリタクさんの意思や思いを引き継ぐのは日本国民たる皆さんその者なんです「こういう人がいた」で終わらせちゃダメなんです。モリタクさんの冥福を願うなら今後も皆で「Z」に対し戦うべきです
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