3連休も交通障害に警戒 寒波2度目のピーク 日本海側は大雪 西日本の太平洋側も雪

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2025年02月21日 09:46  日本気象協会

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日本気象協会

3連休も交通障害に警戒 寒波2度目のピーク 日本海側は大雪 西日本の太平洋側も雪

強烈な寒波は3連休にかけて居座るでしょう。3連休に2度目のピークとなりそうです。日本海側は断続的に雪が強く、積雪がさらに増える恐れがあります。車の立ち往生など交通障害に警戒が必要です。東海や近畿、四国など太平洋側でも雪の降るタイミングがあるでしょう。積雪や路面の凍結にご注意ください。



●北海道〜北陸は影響リスク大 東海も積雪や路面の凍結に注意


強烈な寒波は24日(月)振替休日にかけて長く居座るでしょう。3連休に今回の2度目の大雪のピークとなりそうです。

道路の影響予測を見ますと、北海道や北陸は24日(月)振替休日にかけて、東北は23日(日)の朝にかけて影響リスクが高いでしょう。日本海側を中心に断続的に雪が強く降り、山沿いを中心に積雪が急増するでしょう。風も強く、吹雪く所もある見込みです。道路が通行止めとなる場合があります。最新の交通情報を確認し、迂回や通行ルートの見直しも検討してください。車の立ち往生が発生する恐れがあります。不要不急の外出を避けることも大切です。やむを得ず運転する場合はスコップや砂などの冬用装備を車に積んでおいてください。

関東甲信は平野部では大体晴れますが、関東北部の山間部や長野県では雪が降り、影響を受ける道路があるでしょう。22日(土)の夜は影響リスクが大きくなっています。積雪や路面の凍結に注意が必要です。

東海は岐阜県の山沿いを中心に雪が降るでしょう。22日(土)は愛知県や三重県にも雪雲が流れ込みそうです。22日(土)の午後を中心にリスクが高くなります。普段、雪に慣れない地域で積雪や路面が凍結する可能性があり、注意が必要です。


●西日本でも影響リスク大


近畿や中国地方は日本海側を中心に断続的に雪が降るでしょう。22日(土)と24日(月)を中心に雪が強まり、影響リスクが大きくなります。また、22日(土)と24日(月)振替休日は普段雪が少ない近畿中部・南部や山陽でも雪が降るでしょう。車を運転する場合はスタッドレスタイヤやチェーンの装着など冬の装備をお願いします。

四国は22日(土)と24日(月)振替休日頃は風が強まり、強風の影響を受ける道路があるでしょう。車は横風に流されやすくなりますので、ご注意ください。雪雲の流れ込む所もあるでしょう。積雪や路面の凍結にも注意が必要です。

九州も24日(月)振替休日は山沿いを中心に雪雲がかかるでしょう。

道路ごとの影響については、道路の気象影響予測も参考になさってください。(気象予測に基づく影響予測ですので、実際の規制状況は道路管理者等の発表をご確認ください。)


●雪道運転 万が一に備えての安心グッズ


雪道運転をする場合、立ち往生など万が一に備えて、次のものを用意しておくと安心です。
(1)防寒着やカイロ、毛布など暖をとるもの
暖房がとまってしまった際の車内温度の低下に備えましょう。
(2)飲料水や非常食、モバイルバッテリー、簡易トイレ、懐中電灯
長時間、車内で過ごすことや夜間のトラブルを想定して準備しておきましょう。
(3)ブースターケーブル、 牽引ロープ、タイヤチェーン
バッテリー上がりの際に使用するブースターケーブルや発進不能になったときの脱出に役立つ牽引ロープもあると良いでしょう。スタッドレスタイヤだけでは対処しきれないほどの積雪にも対処するため、タイヤチェーンもあると役立ちます。
(4)軍手、ゴム手袋、長靴、スコップ
除雪ができるものを準備しておきましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。

雪道を運転する際は、もしものときに役立つグッズをクルマに積んでおくようにしてください。加えて、出かける前に燃料が十分にあることを確認しましょう。ただし、気象情報や交通情報を確認し、大雪や猛吹雪が予想される場合は、外出の予定を変更したり、移動手段を変更したりすることも検討してください。


●雪道で立ち往生 一酸化炭素中毒に注意を


もしも雪道で立ち往生してしまった場合、一酸化炭素中毒に注意が必要です。

車が雪に埋まったときは、原則、エンジンを切りましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。窓を開けて換気しても、窓の開口量や風向きなどの条件によっては、一酸化炭素中毒の危険が高まることがあります。

防寒などでやむを得ずエンジンをかけるときは、マフラーが雪に埋まらないように、こまめにマフラーのまわりを除雪してください。雪道を運転する場合は、万が一に備えて、除雪用のスコップや防寒着、毛布などを車内に用意しておくとよいでしょう。



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