いしだ壱成ら出演舞台、突然中止 劇団代表の不適切な指導…「非常に残念」【経緯全文】

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2025年03月01日 11:09  ORICON NEWS

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いしだ壱成 ※2018年撮影 (C)ORICON NewS inc.
 舞台『PEACE IN THE BOTTLE』(3月20日〜上演 東京・新宿シアターモリエール)が、公演中止となることが、演劇集団アトリエッジの公式サイトにて発表された。「この度、劇団代表である私の劇団員への不適切な指導により、演出の古新舜様が降板されると言う結論を招いてしまい、関係者の皆様には多大なご迷惑をおかけしてしまいました。劇団側で協議を重ねた結果、責任をとって、今作品の公演中止を決定いたしました」と説明している。

【Xより】酷すぎる…劇団員に暴力 代表が不適切指導した騒動の経緯全文

 同舞台には、俳優のいしだ壱成や仁科克基らが出演予定だったが、上記の理由で舞台公演を中止に。「諸々の事務処理は弁護士と相談の上、真摯に対応させて頂きます。尚、既にチケット等、代金を入金されているお客様への返金は速やかに対応させていただきます。大変申し訳ありませんでした」と伝えた。

 いしだは自身のXを更新し、「非常に残念です、作品を待っていて下さった皆さまに届けたかったです」と嘆き。

 降板した古新舜はXを更新し、「この度、私、古新舜は舞台『PEACE in the Bottle』の演出・監督を降板することを決断いたしました。この舞台を愉しみにしてくださっていた皆様には、このような形でのご報告となることを、心よりお詫び申し上げます。公演に向けて連日、準備を進めてまいりましたが、関係者のケアや事実確認、弁護士との協議を重ねた結果、演出家としての責任を果たすことが難しいと判断しました。その理由について、簡潔にお伝えいたします」と経緯を下記のように説明した。

1.劇団代表が、劇団員に手を上げる行為を容認できないため
 稽古の一環として、劇団代表が遅刻して来た劇団員に対しての指導行為として、他の演者の前で手を上げる行為がありました。たとえ厳しさの一環であったとしても、演劇において暴力が許容されるべきではないと私は考えています。演劇とは「人と人とが表現を通じて心を伝え合うもの」であり、その手段として身体的な力が用いられることに強い違和感を覚えました。私は、すべての出演者が安心して創作に打ち込める環境でなければ、良い作品は生まれないと信じています。そのため、この環境で演出を続けることはできないと判断しました。

2.運営体制に問題を感じたため
 商業公演として皆様に作品をお届けする以上、運営の在り方には慎重であるべきと考えています。しかし、準備や進行の面で改善の必要性を強く感じる点があり、演出に専念できる状況ではありませんでした。公演を愉しみにしてくださっているお客様に誠実な作品を提供するためには、より良い体制が必要であると判断しました。

3.主宰者の創作への接し方で疑問を感じたため
 作品を創り上げていく中で、舞台の主宰者との価値観の違いを感じる場面がありました。舞台は多くの人が関わる共同作業です。信頼関係を築き、互いに尊重し合うことが作品の完成度を高めると考えています。しかしながら、今回の制作過程において、そのような環境を作ることが難しいと感じました。

 演出家として、共に作品を創る方々と良好な関係を築くことができなければ、作品をより良いものにすることはできません。そのため、この舞台を離れることを決断しました。このような結果となり、作品を愉しみにしてくださっていた出演者皆様には、大変申し訳なく思っております。

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