「皇室の一員、役割果たす」=山林火災にお見舞いも―悠仁さま、初の記者会見

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2025年03月03日 19:01  時事通信社

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成年に当たり、記者会見される秋篠宮家の長男悠仁さま=3日午後、東京・赤坂御用地内の赤坂東邸
 昨年9月に18歳の成年を迎えた秋篠宮家の長男悠仁さまは3日、赤坂御用地(東京都港区)内の赤坂東邸で初めての記者会見に臨まれた。「成年皇族としての自覚を持ち、皇室の一員としての役割をしっかりと果たしていきたい」と抱負を語った。

 会見冒頭、岩手県大船渡市などで発生した山林火災に触れ、「被害を受けられた方々に心からお見舞い申し上げます」と述べた。象徴天皇の存在、皇室の在り方を問われると、上皇さまや天皇陛下と同様、「常に国民を思い、国民に寄り添う姿なのではないか」と述べ、「人々の暮らしや社会の状況に目を向け続けていくことが重要」と語った。

 今年、戦後80年を迎えることに関し、これまでに広島や長崎、沖縄を訪れた際、戦争体験者から話を聞き、「言葉で言い表すことができないほど痛ましいもの」だったと回顧。「これからも平和について書籍を読んだり、その場所を訪れたりすることを通して考えていきたい」と話した。

 自身の長所は「興味のあることを徹底して追求することができるところ」と分析。夏の休日に昼すぎから林の中や池の周りでトンボを観察していると、気が付いたら日が暮れていたというエピソードを披露した。昆虫には幼少の頃から興味を持つが、最近は植物にも関心があると話した。

 今春入学する筑波大生命環境学群生物学類を志望した理由を「生物に直接触れて学ぶことができるところが魅力」と明かし、「学問をしっかりと修め、課外活動にも取り組めたら」と語った。

 家族については「一人一人が大切な存在」だと述べ、秋篠宮さまが料理をするなど家庭でのエピソードを披露。結婚について問われると「まだ深く考えたことはありません」と話した。

 会見は約30分。皇族方は成年を迎える際に記者会見に臨むのが通例だが、大学への進学準備のため先送りされ、進学先が決まり、高校の授業がない時期での実施となった。成年式は9月6日の19歳の誕生日に行われる。 

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  • 愛子様・悠仁様が天皇になることを拒否したら、誰が天皇になるのかな・・・
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