再審無罪の袴田巌さんに2億1700万円の刑事補償 静岡地裁が決定

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2025年03月24日 22:46  毎日新聞

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毎日新聞

袴田巌さん=代表撮影

 1966年6月に静岡県清水市(現静岡市)で一家4人が殺害された事件で、再審無罪が確定した袴田巌(いわお)さん(89)に対し、静岡地裁は24日、刑事補償法の上限額となる計約2億1700万円の補償を請求通り支払う決定を出した。関係者への取材で判明した。刑事補償としては過去最高額と見られるという。


 弁護側は今年1月、袴田さんが逮捕された66年8月18日から釈放された2014年3月27日までの47年7カ月分について、刑事補償法が定める上限にあたる1日当たり1万2500円の補償を求めていた。


 関係者によると、地裁は、有罪立証の重要証拠とされてきた「5点の衣類」が再審で、捜査機関による捏造(ねつぞう)と認定されたことなどを重く見て、情状を考慮して補償額を判断したとしている。


 弁護側は静岡県警と静岡地検が違法な捜査を行ったとして、県と国に冤罪(えんざい)の責任を問う国家賠償請求訴訟を起こす方針も示している。


 袴田さんは14年に静岡地裁の再審開始決定で釈放された。静岡地裁は24年9月、再審無罪判決を言い渡し、確定した。【丘絢太】



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  • 警察はどのような捜査を行ったのか、だれがどのように証拠捏造をしたのか?検察は、裁判官は。。。その流れを明らかにすることが、最低限の罪滅ぼしだと思う。
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