2025年F1第3戦日本GP カルロス・サインツ(ウイリアムズ) カルロス・サインツ(ウイリアムズ)は体調不良によりF1日本GP決勝前のセレモニーに遅刻、多額の罰金を科された。
決勝前の国歌演奏のため、ドライバーは13時44分という指定時刻に位置についているよう求められていた。しかしサインツが到着したのは、演奏開始後だっため、スチュワードの調査を受けた。
遅刻した理由は、直前になって「胃の不調」が起きたためであるとして、医師がサインツに薬を提供したと証言した。
それは情状酌量の要素として認められたものの、「国歌に対する敬意を示すことは極めて重要な事項であり、すべての関係者は、指定時刻までにその場に到着できるようあらゆる事態を想定して計画を立てる必要がある」として、スチュワードは、サインツに対し、20,000ユーロ(約320万円)の罰金を科した。このうち10,000ユーロ(約160万円)は、今後12カ月間に同様の違反がなかった場合に限り、執行猶予とされる。
FIAの規定には、この違反を犯した者には60,000ユーロ(約950万円)を科すことが定められているが、状況を考慮して、前例と同様に罰金が減額された。
[オートスポーツweb 2025年04月07日]