JR東海が運用している東海道新幹線の車両(資料写真) 【ニューヨーク時事】米運輸省は14日、南部テキサス州で計画されている高速鉄道プロジェクトに対する約6390万ドル(約91億5000万円)の補助金を撤回すると発表した。JR東海が技術協力し、日本の新幹線方式で整備される予定だが、実現に一層の暗雲が漂っている。
プロジェクトは、ヒューストン―ダラス間(約385キロ)を約1時間半で結ぶ計画。2009年に民間鉄道会社が提案し、当初は20年代初頭の開業を目指していたが、資金調達や用地取得の遅れのほか、主導企業の変更といった事情で整備が進んでいない。