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タレント大竹まこと(75)が27日に放送されたテレビ朝日系「ビートたけしのTVタックル」(日曜正午)に出演した。
ガソリンの暫定税率廃止をめぐり、暫定税率廃止の時期が示されない中、石破茂首相が22日に表明した5月22日からの1リットル10円引き下げについて「(暫定税率分の約25円ではなく10円と)みみっちい話になって」と、政府の中途半端な対応を批判。東国原英夫氏が、税率を下げると上げる時が大変で上げると政権が潰れると語ると「潰れりゃいいじゃん。政権なんか」と不満をぶちまけた。
ガソリンの暫定税率とは、1974年(昭49)に道路整備の財源確保目的で暫定的に取り入れられたガソリン税の上乗せ分。暫定といいながらすでに50年続いている状況がある。
大竹は「50年やってる『暫定』税率。それで、今国会で何言っているかっていったら10円下げようって。暫定税率って25円だろ、大体。10円下げるから許してみたいな、なんでみみっちい話になって」と批判した。
東国原氏が「暫定税率を下げるってのはもう決まっているんですよ。いつ下げるかの問題なのでそれはちょっと置いておいて」と発言したが、大竹は「何で置いとくんだよ」と、怒気を含んだ声で抵抗。東国原氏が「だって暫定税率は下がるんですもん」と続けても「だからなんで置いとくんだよ。今やればいいじゃないか」と徹底抗戦の構えを見せた。「じゃ、持ってきて、持ってきますよ」と折れた東国原氏に、さらに大竹は「なんで持ってくる。今やれよ」と、切実な庶民の不満を代弁して迫った。
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慶大大学院教授の岸博幸氏が「暫定税率なくすのも法律改正必要になります」と解説すると、大竹は「時間かかるんだ」といったんは納得。しかし、阿川佐和子が「1日、2日でやればいいじゃん」と続けた。これに東国原氏が「いやいや法律見てください。こんなですよ」と分厚い書類の厚みを手で示して訴えたが、阿川は「ばーっと読めばいいじゃん」と反撃。大竹も「そうだよね。2日でやれよな、そんなの」と助太刀した。
東国原氏が、今度は軽減税率について「不景気になったら下げたり上げたりしますという建て付けにしておけばよかった」と発言。より柔軟な運用が可能だったかもしれないとの趣旨だが、これに大竹は「(法律が)そうなってないなら(改正を)やればいいじゃんって話」と再びファイト。東国原氏が「一度下げたら上げるのが大変」と永田町的な考え方を紹介したが、阿川が「大変かどうか知らない。上げればいいじゃない。景気がよくなれば」と反撃。大竹も「上げればいいじゃない」と阿川の発言を繰り返して賛同した。
東国原氏が「(税金を)上げたらその政権、潰れますから」と政治家の視線からのコメントをすると、大竹は「潰れりゃいいじゃん。政権なんか」とバッサリ。東国原氏が「安倍政権だけですよ、2回(税率を)上げて(潰れなかったのは)」と語ると、大竹は「2回上げて潰れないんだから2回下げても潰れない」と主張。東国原氏が「野田政権は潰れたじゃないですか」と反論したが、阿川の「野田政権はしょうがない」と語ると、スタジオに笑いが広がり、オチとなった。
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