元トラック運転手、起訴内容認める=事故3日前から発熱、体調不良認識―首都高6人死傷・東京地裁

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2025年05月20日 10:31  時事通信社

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時事通信社

東京地裁=東京都千代田区(EPA時事)
 首都高速池袋線で昨年5月、トラックが渋滞の列に追突し、6人が死傷した事故で、自動車運転処罰法違反(過失運転致死傷)罪に問われた元運転手の降籏紗京被告(29)の初公判が20日、東京地裁(大川隆男裁判長)であり、降籏被告は起訴内容を認めた。

 検察側は冒頭陳述で、降籏被告が事故3日前の昨年5月11日から38度超の熱を出し、「正直頭痛いし、クラクラする」と知人女性にLINEで送信したと指摘。市販薬も服用するなど、体調不良を認識していたとした。事故前日も女性と断続的にLINEのやりとりを続けて睡眠不足だったが当日午前3時に起床し、出社した。

 事故前も運転中に女性とのLINEのためスマートフォンを操作。音で車のふらつきを知らせる車道の白線を左側タイヤで20回以上踏み、ブレーキをかけずに渋滞の列に衝突したと主張した。

 その上で、高熱のまま運転した動機について「会社に借金があり、迷惑をかけたくないという理由で運転した」と述べた。

 東京地検は鑑定留置を経て、昨年12月に過失運転致死傷罪で起訴した。遺族らは、より量刑が重い危険運転致死傷罪への訴因変更を求めている。 

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  • この「ながら事故」の怖い点は「街中でも走行中に前の車がリアガラス越しに光る物体で何かしている」のが解る点。流石に早々に進路を変更して、別ルートで行く道を探す。
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