福島県双葉地方町村会長の吉田淳大熊町長(左から3人目)から復興・再生に向けた要望書を受け取る石破茂首相(中央)=4日午後、首相官邸 石破茂首相は4日、福島県双葉地方町村会長を務める吉田淳大熊町長らと首相官邸で面会し、東京電力福島第1原発事故に伴う除染で生じた「除去土壌」の再生利用に意欲を示した。「この夏から、われわれがちゃんと使えると示さないと、日本中に理解してもらえない。まず官邸から始めたい」と強調した。
吉田氏は、東日本大震災の復興財源確保などを求める要望書を提出。面会後、記者団に「多くの皆さんに(除染土壌の)安全性を認めてもらうことがまず大事だ」と述べた。