デザイン刷新の「iOS 26」発表 「通話スクリーニング」「保留アシスト」で“電話”が便利に リアルタイム翻訳も可能に

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2025年06月10日 04:11  ITmedia Mobile

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デザインを刷新した「iOS 26」

 米Appleが6月9日(現地時間)、iOSの最新バージョン「iOS 26」を発表した。Appleが次期OSのデザインを刷新することに伴い、OSバージョンを全てのデバイスで統一。次期バージョンは「26」に変更する。


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 iOS 26は2025年秋に提供される予定で、iPhone 11以降のモデルが対象となる。


 iOS 26では、iOS 7以来となるデザインの刷新を行い、「Liquid Glass」という半透明素材をグラフィックに用いている。周囲の光を反射、屈折させることでコンテンツを際立たせている。アプリアイコンは複数の層で立体的に表示され、ウィジェットにも新デザインを採用する。


 この新デザインは、ホーム画面とロック画面にも適用される。ロック画面では、壁紙の空いたスペースに合わせて時刻が表示されるようになり、通知内容は透過表示される。3D効果にも対応しており、iPhoneを動かすと、壁紙が立体的に動くようになる。


 カメラアプリのUIも一新し、横方向にスワイプすると、静止画撮影と動画撮影を切り替えられ、より詳細な撮影機能は別メニューで表示する。写真アプリでは、ライブラリとコレクションを個別のタブで管理できるようになった。


 Safariでは、Webページを画面の上端から下端まで表示できるようになり、1画面でより多くの情報を閲覧できる。スクロールを止めると、更新や検索などのメニューバーから各種操作が行える。


 Apple Intelligenceを活用したビジュアルインテリジェンスは、カメラで捉えたものだけでなく、画面に表示した内容も調べられるようになる。スクリーンショットを撮るとビジュアルインテリジェンスのメニューが現れ、Google検索で調べたり、ChatGPTに質問したりできる。さらに、イベントを表示しているのを認識すると、日付、時刻、場所などの主要な詳細情報を再入力してカレンダーに追加するよう提案してくれる(iPhone 16シリーズとiPhone 15 Pro/15 Pro Maxで利用可能)。


●迷惑電話や迷惑メールを効率よく判別する新機能も


 電話やメッセージのコミュニケーション機能も、Apple Intelligenceの機能を組み込んでアップデートする。


 電話アプリでは、お気に入り、最近使った項目、ボイスメールなどを1箇所にまとめた新デザインを採用。ライブ留守番電話を活用した「通話スクリーニング機能」では、電話帳に登録されていない番号から着信があっても着信画面に切り替わらず、OS側が自動応答で用件を聞く。その後、着信画面になり、ユーザーは電話に出るかどうかを判断できるようになる。


 「保留アシスト」では、オペレーターに電話がつながるまでの保留中に、電話をつなげたまま、対応可能になった際にユーザーへ通知してくれる。これにより、ユーザーは保留音を聞きながら待つ必要がなくなった。


 メッセージアプリでは、電話帳に登録されていないアドレスや番号からのメッセージをフィルタリングし、よくやりとりする相手だけをリストに表示できる。不明な送信者からのメッセージは専用のフォルダに保存され、ユーザーはその番号を既知のものとしてマークしたり、詳細情報を問い合わせたり、削除したりできる。これらのメッセージは、ユーザーが承認するまで無音で受信する。


 Apple Intelligenceを活用し、メッセージアプリではアンケート作成機能も利用できる。グループチャットでアンケートが必要なシーンを自動で検知して、複数の選択肢を提案して投票できるようになる。Image Playgroundを活用して会話に合った背景の変更もできる。


 同じくApple Intelligenceを活用した新機能として、メッセージ、電話、FaceTimeで相手の言語をリアルタイムで翻訳する「ライブ翻訳」も提供する。テキストや音声をその場で翻訳してくれる他、翻訳はデバイス上で処理をするため、やりとりした内容をAppleに知られることはない。なお、現時点で日本語が対応するのはメッセージのライブ翻訳のみ。


●Apple Music、マップ、Car Playのアップデートも


 Apple Musicでは、外国語の楽曲の歌詞を翻訳して表示できるようになる。さらに、歌詞の発音ガイドを用いると、言語を問わず歌うこともできる。新機能「AutoMix」では、DJのように複数の楽曲をミックスさせ、1つの曲から次の曲へ、タイムストレッチやビートマッチングを用いて切り替えられるようになる。


 マップアプリでは、自分が訪れた場所が記録され、お気に入りの場所に再訪問しやすくなった。ユーザーが日常的に利用する経路を記憶し、遅延があった場合に通知したり、別の経路を提案したりする。


 Car Playもデザインを改善する。着信表示がコンパクトになり、ナビゲーション画面がより見やすくなる。メッセージアプリでは簡単にリアクションができるTapbackや、ピンで固定したチャットが利用可能になる。



このニュースに関するつぶやき

  • macOSも変わりますが、現行品のMacがSSD256でも高すぎます。スマホにそこまで多機能が本当に必要なのか?考える昨今。AIで調べたから正しい!と錯覚する世の中になるのかも。
    • イイネ!2
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