昨日9日夜、線状降水帯が発生した鹿児島県では48時間雨量が400ミリを超えた所があります。今日10日は、九州北部で線状降水帯が発生して、大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。また、大雨エリアが拡大し、中国、四国から北陸、長野県でも激しい雨の降る所があるでしょう。警報級の大雨となる恐れがあります。
昨日9日 鹿児島県で線状降水帯が発生 48時間雨量400ミリ超えも
活動が活発な梅雨前線の影響で、昨日9日夜、鹿児島県(奄美地方を除く)では、線状降水帯が発生しました。今日10日午前8時までの48時間雨量は鹿児島県指宿市では400ミリを超えて、平年6月ひと月分の雨量のおよそ7割にあたる雨が降りました。鹿児島県肝付町前田や肝付町の内之浦でも300ミリ以上と大雨となっています。
九州南部は大雨のピークは一旦越えていますが、地中にはまだ水分が残っています。雨が止んだ後でも土砂崩れが起こる恐れがありますので、引き続き危険な斜面には近づかないでください。
今日10日は九州北部で線状降水帯発生の恐れ
今日10日は梅雨前線はやや北上し、九州北部に活発な雨雲がかかっています。午前8時半現在、福岡県や大分県には土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。また、長崎県や佐賀県、福岡県、大分県、熊本県、鹿児島県に大雨警報、佐賀県や福岡県、大分県、熊本県に洪水警報が発表されています。
九州北部地方(福岡県、佐賀県、長崎県、大分県、熊本県)では、今日10日夕方にかけて線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。
土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重な警戒が必要です。自治体から出される避難情報にもご注意ください。
今日10日 大雨エリアはさらに拡大
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今日10日は大雨エリアが拡大し、中国や四国、近畿、東海や北陸、長野県でも激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。警報級の大雨となる恐れもあります。
明日11日にかけても激しい雨が降り、さらに雨量が多くなる所があるでしょう。九州南部でも再び激しい雨が降りそうです。土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒、注意してください。
梅雨入り早々 梅雨末期のような大雨 いったん弱まっても注意
今年は、梅雨入り早々、梅雨前線に向かって非常に暖かく湿った空気が流れ込み、梅雨末期のような大雨となっています。
12日(木)、13日(金)頃はいったん雨は弱まりますが、14日(土)から15日(日)頃は再び雨脚が強まるでしょう。最新の気象情報に注意が必要です。
線状降水帯発生予測がでたら
半日程度先に「線状降水帯」による豪雨の可能性があると呼びかける情報を気象庁が発表した場合は、発表対象となった府県のどこかで、猛烈な雨や非常に激しい雨が降り、大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。以下のような行動をとるようにしてください。
�� いつもより大雨災害が起きる可能性が高い状況だということを認識し、テレビやスマートフォンなどで気象情報をこまめに見るようにしてください。
�� 川の近くや土砂災害の危険のある地域にいる人は、避難する可能性があると考え、自治体から発表される避難情報に注意しましょう。この段階で、飲食品、貴重品、着替えなど避難所に持って行くものを再確認し、必要になればすぐに避難できる準備を整えてください。暗くなってからの避難は危険です。気象情報や避難情報をこまめに確認しつつ、明るいうちの避難を心がけましょう。
�� 避難先は、自治体の指定する避難所のほかに、安全な親戚・知人の家やホテル・旅館など複数の候補を考えておくと良いでしょう。
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