今日24日、気象庁は3か月予報を発表。この夏は、太平洋高気圧とチベット高気圧の北への張り出しが強く、全国的に気温は平年を上回り、酷暑となる予想です。9月になっても厳しい残暑が続きそうです。7月前半から平年に比べ曇りや雨の日が少ないでしょう。
この夏 太平洋高気圧とチベット高気圧の張り出し強い
地球温暖化の影響などにより、全球で大気全体の温度が高いでしょう。
海面水温は、太平洋赤道域の中部では低い一方、インド洋東部からフィリピンの東方海上にかけて高い見込みです。このため、積乱雲の発生は、インド洋東部からフィリピンの東方海上にかけて多く、太平洋中部の熱帯域では少ないでしょう。これらの影響で、上空の偏西風は平年より北よりの位置を流れ、チベット高気圧は北への張り出しが平年より強い見込みです。また、太平洋高気圧も北への張り出しが平年より強いでしょう。
このダブル高気圧の影響で、厳しい暑さとなる予想です。
この夏は酷暑か 秋も残暑厳しく
平均気温は、7月は沖縄や奄美は平年並みか高く、九州から北海道で平年より高いでしょう。8月と9月は全国的に平年より高い見込みです。
すでに晴れると猛烈な暑さとなっていますが、真夏は平年以上に厳しい暑さとなり、40℃以上の酷暑となる可能性もあります。また、9月も厳しい残暑が続き、暑さはなかなか衰えない見込みです。
体にこたえるような暑さが長く続く予想です。熱中症に厳重な警戒が必要です。
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梅雨明け早い? 7月前半も曇りや雨の日少ない
平年の梅雨明けは九州南部では7月15日ごろ、四国では17日ごろ、九州北部や中国から関東甲信では19日ごろ、北陸では23日ごろ、東北南部では24日ごろ、東北北部では28日ごろです。
今年は、7月前半から太平洋高気圧に覆われやすく、西日本や東日本、北日本は平年に比べ曇りや雨の日が少ないでしょう。平年に比べ早い梅雨明けとなる可能性があります。一方、沖縄や奄美では湿った空気や台風、熱帯低気圧の影響を受けやすい時期があるでしょう。
8月も太平洋高気圧に覆われやすく、沖縄や奄美、西日本、東日本では平年同様に晴れる日が多くなりそうです。北日本では天気は数日の周期で変わるでしょう。
9月も平年に比べ太平洋高気圧の勢力が強く、沖縄や奄美、西日本太平洋側では平年同様に晴れる日が多くなりそうです。西日本日本海側や東日本、北日本では天気は数日の周期で変わるでしょう。
晴れて暑い日が多いものの、湿った空気が流れ込みやすい時期があり、ゲリラ豪雨などには注意が必要です。
・西日本(九州〜近畿)
・東日本(東海・関東甲信・北陸)
・北日本(東北・北海道)
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