『ジュラシック・ワールド』最新作の監督&脚本家が来日 製作総指揮スピルバーグの“メール魔”ぶりを明かす

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2025年07月23日 18:55  ORICON NEWS

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互いにとって”唯一無二”の(左から)ギャレス・エドワーズ監督、脚本家のデヴィッド・コープ氏 (C)ORICON NewS inc.
 8月8日に公開されるスカーレット・ヨハンソン主演のシリーズ最新作『ジュラシック・ワールド/復活の大地』を手掛けたギャレス・エドワーズ監督と、脚本家のデヴィッド・コープ氏が来日。日本最速上映を前に、製作総指揮を務めたスティーヴン・スピルバーグ氏の“メール魔”な一面を明かした。

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 1993年、スピルバーグ監督によって誕生した『ジュラシック・パーク』。2022年公開の『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』で2度目の三部作が完結し、これまでのシリーズ6作で累計世界興行収入は9400億円を超えるという驚異的な記録を打ち立てている。

 本作はその新章の幕開けとなる。7月2日に北米で公開され、興行収入ランキング初登場1位、全世界で3億1831万7630ドルのロケットスタートを記録し、今回の来日はその大ヒットを引っ提げてのものとなった。

 エドワーズ監督は、ハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』(2011年)や『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(16年)などを手がけた実力派で、親日家としても知られる。今回が8回目の来日となり、「日本で公開できるのは夢がかなったような気持ちです。東京といえば“大きな怪獣の発祥の地”。ここで作品を届けられるのはとてもうれしいです」と語った。一方、コープ氏は今回が初来日となった。

 制作に際し、コープ氏が執筆した脚本を受け取ったエドワーズ監督は、その映像化のアイデアをプロデューサーのフランク・マーシャル氏にプレゼン。すると、「明日、スピルバーグの前でも同じプレゼンをしてほしい」と依頼されたという。「彼は僕にとって英雄なので、ドキドキでした。でも、プレゼンが終わってほめてもらえて、死んでもいいと思えるほどうれしかった。人生最高の瞬間でした」と振り返った。

 16歳のときに『ジュラシック・パーク』を観て映画監督を志し、フィルムスクールに進学したエドワーズ監督にとって、本作への参加はまさに夢の実現だった。「スティーヴン・スピルバーグという人物は、本当に唯一無二の存在。監督として魔法のような感覚や演出を生み出す彼を見ていると、自分には到底まねできないと感じます。彼が手がけたオリジナルの続編を自分が作るということは、非常に大きなプレッシャー。でも、もし自分が引き受けず、他の名前がポスターに載ったら……もう生きていけないと思いました。だからこそ“やるしかない”という覚悟で臨みました」と語った。

 一方のコープ氏は、1作目の『ジュラシック・パーク』および2作目の『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』の脚本を担当し、28年ぶりにシリーズへ復帰。ほかにも「インディ・ジョーンズ」シリーズや『宇宙戦争』など、スピルバーグ監督と共に数多くの作品を手掛けてきた。

 「彼は監督としてもプロデューサーとしても100本以上の作品を手掛けており、常に多大なインスピレーションを与えてくれます。ある朝、彼からのテキストメッセージが37通も届いていたことがありました。それだけで『何かしなければ』という気持ちにさせられる一方で、正直大変でもあります。時差をものともせず、まるで蜂のように絶えずメッセージを送り続けるほど、膨大なアイデアが湧き出てくるし、しかもその発想は、20代の頃から50年以上たった今もなお新鮮。まさに“仕事の鬼”です」と、その情熱を称えた。

 イベントには、吹替キャストの松本若菜(スカーレット・ヨハンソン/ゾーラ・ベネット役)、吉川愛(ルナ・ブレイズ/テレサ・デルガド役)、楠大典(マーシャラ・アリ/ダンカン・キンケイド役)も登壇。来日ゲストに法被を贈り、巨大絵馬に本作の大ヒットを祈願した。

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  • 「膨大なアイデアが湧き出てくるし、しかもその発想は、20代の頃から50年以上たった今もなお新鮮。まさに“仕事の鬼”」なんだか手塚治虫氏を彷彿とさせるな(遠い目)
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